2005 Fiscal Year Annual Research Report
不平等条約体制下,東アジアにおける外国人の法的地位に関する事例研究
Project/Area Number |
15202014
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
貴志 俊彦 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (10259567)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒野 泰典 立教大学, 文学部, 教授 (50111571)
寺内 威太郎 明治大学, 文学部, 教授 (50217410)
横山 伊徳 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90143536)
羽田 正 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40183090)
小風 秀雅 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (90126053)
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Keywords | 東アジア / メディア / アイデンティティ / トランス・ナショナリティ / 移民 / 時代性 / 国籍 / 第二次世界大戦 |
Research Abstract |
過去3年間の活動実績は、貴志俊彦「不平等条約体制下、東アジアにおける外国人の法的地位に関する事例研究」(日本歴史学会編集『日本歴史』第692号、吉川弘文館、2006年1月)に掲載された。以下、平成17年度分。 I シンポジウム等 本年度は、日本で3回のシンポジウム/ワークショップを開催するとともに、台湾で1回講演を実施した。それぞれのテーマに即して、東アジアの地域性を特徴づけるメディアや法秩序、外国人の役割等に検討を加えた。 (1)2005年11月26日、学術シンポジウム「描く日本、描かれる日本-可視化するアジア・アイデンティティ-」(お茶の水女子大学) (2)2005年7月29日、国際シンポジウム「中国系移民の選択的アイデンティティ-郷居化から土着化,トランス・ナショナリティまで-」(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所) (3)2005年12月13日、国際ワークショップ「特集:満州国研究の展望」(九州大学国際ホール) (4)2006年3月29日、台湾・中央研究院近代史研究所城市研究群講演会:貴志俊彦「戦争、広播與記憶」 II 研究成果の公刊 本年度は、これまでの3年間の国際共同研究の成果を編集する作業も、プロジェクトの重要な活動とした。 (1)貴志俊彦・荒野泰典・小風秀雅編『「東アジア」の時代性』(渓水社、2005年5月) (2)甘懐真・貴志俊彦・川島真編『東亜視域中的国籍、移民與認同』(国立台湾大学出版中心、2005年12月) (3)貴志俊彦・川島真・孫安石編『戦争・ラジオ・メディア』(勉誠出版、2006年3月)など III デジタル・データベースの成果公開 (1)2005年5月11日Special History and Visual Documents Panels at ECAI(上海・復旦大学)報告(貴志・孫) (2)2005年9月13日滋賀県立大学経済学部Asian Studies Workshop壱で報告:「非文字資料のデジタル化と歴史学研究への可能性」(貴志俊彦) (3)2005年12月15日、地域研究コンソーシアム「情報資源共有化・地域情報学研究会合同研究会」(京都大学東南アジア研究所)で報告「非文字資料のデータベース構築と研究資料共有化」(貴志俊彦) IV 海外調査の実施 2005年9月6日から松重充浩(日本大学)が中国で資料調査を実施
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Research Products
(28 results)