2004 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける家畜の起源と伝播に関する動物考古学的研究-特に豚・馬・牛について-
Project/Area Number |
15202023
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Research Institution | National Research Institute Cultural Properties, Nara |
Principal Investigator |
松井 章 独立行政法人文化財研究所, 奈良文化財研究所・埋蔵文化財センター・遺物調査技術研究室室長 (20157225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 敏夫 名古屋大学, 年代測定総合研究センター, 教授 (10135387)
石黒 直隆 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (00109521)
南川 雅男 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究部, 教授 (10250507)
岡村 秀典 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (20183246)
富岡 直人 岡山理科大学, 総合情報学部, 助教授 (90241504)
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Keywords | 家畜 / 動物考古学 / DNA / 安定同位体 / 食性分析 / 比較形態学 / 骨肥料 / ブタ |
Research Abstract |
ロシア、韓国、中国、台湾、カンボジアにおける家畜の出現、移入、そしてそれぞれの伝播について情報収拾に努めた。特に中国、台湾には、実際に現地を訪問し、今後の共同研究の打ち合わせを行い、来年度からの共同研究を具体化することができた。 7月まで、松井はフランス、パリ植物園で開催された国際考古動物学会DNA分科会に参加し、国際的な研究の動向について情報収集に努めた。 1月10日から14日まで松井は上海、杭州を訪問し、浙江省文物研究所において、共同研究の打ち合わせを行い、代表的な新石器時代の農耕村落遺跡である河姆渡、田騾山を訪問し、それぞれ出土資料を観察し、家畜の移入について多くの知見を得ることができた。 2月24日から3月2日まで共同研究者の中村俊夫、富岡直人らと台湾を訪問し、台北所在の中央研究院において中国本土の青銅器時代から鉄器時代にかけての遺物を観察し、台北大学において戦前の発掘資料を実見した。その後、台湾先住少数民族の遺跡を踏査し、それぞれの発掘資料のうち、ブタ・イノシシの骨について観察し、民族誌的情報の収集を深めた。
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Research Products
(7 results)