2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15202024
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石川 義孝 京都大学, 文学研究科, 教授 (30115787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 桂司 立命館大学, 文学部, 教授 (30210305)
千葉 立也 都留文科大学, 文学部, 教授 (40163737)
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)
田中 和子 京都大学, 文学研究科, 教授 (50155115)
由井 義道 広島大学・大学院・教育学研究科 (80243525)
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Keywords | 低出世力 / 高齢化 / 外国人 / 家族・世帯 / 結婚難 / 地理情報システム |
Research Abstract |
第3回の研究集会を9月12日に立命館大学衣笠キャンパスで開催した。午前に、スタマチス・カロギロウ博士の講演「イングランド・ウェールズにおける国内人口移動フローの統計分析とモデリング」が開かれ、講演後参加者との間で活発な質疑が行われた。その後、石川・江崎・田原・中谷の4名が、これまでの研究成果に基づく発表を行い、代表者・分担者の間で活発な討論がなされた。さらに、立命館大学の地理情報システム関係の設備を見学して、人口停滞・減少時代における新しい人口地理学の構築に対する貢献の可能性を検討した。 第4回集会は1月8日に國學院大學渋谷キャンパスで開催され、石川・千葉・平井・矢野・由井・落合の6名が、これまでの研究成果に基づく発表を行い、代表者・分担者の間で活発な討論がなされた。わが国では1970年代中期以降、出生率の低下が進むとともに、人口高齢化も進んだ。これ以外にも、家族規模の縮小、家族形態の多様化、保健・医療サービスの発展、外国人の増加など、相関連する複雑な人口動向が観察される。集会では、こうした新しい動向を包括的に説明する分析的枠組みをめぐる検討が積極的になされた。わが国在住の外国人の研究に関しては、特に移動に関する包括的なデータソースの不在が問題視されてきたが、代表者と千葉の連名で、総務省統計局から2000年センサスの外国人の個表データのサンプルを提供されたため、このテーマの研究が大きく進展すると期待される。
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Research Products
(7 results)