2004 Fiscal Year Annual Research Report
経済発展戦略からみた所得分布と担税能力との関連の統計的国際比較研究
Project/Area Number |
15203011
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
神谷 傳造 東京国際大学, 経済学研究科, 教授 (10051418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 建夫 岡山大学, 経済学部, 教授 (00150889)
白須 孝 東京国際大学, 経済学部, 教授 (40306246)
松田 芳郎 東京国際大学, 経済学部, 教授 (30002976)
寺崎 康博 東京理科大学, 経営学部, 教授 (90136622)
小林 威 東京国際大学, 経済学部, 教授 (90039454)
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Keywords | 所得分布 / アジア / ミクロデータ |
Research Abstract |
1)国連アジア太平洋研究センター(UNSIAP)出身でバングラデシュ,韓国及びインドネシアからの留学生(現役統計官僚)の協力を得て,バングラデシュ,韓国及びインドネシアのミクロデータを用いて,各国の所得分布の時系列的な変化を測定・分析した.なお,韓国・インドネシアの所得分布研究は昨年度からの継続であり,バングラデシュの所得分布は今年度から新規に開始したものである. 2)ミクロデータを用いた所得分布の研究協力の対象国を拡大するために,平成16年11月にはスリランカとモンゴルの統計局関係者をわが国に招聘し,東京国際大学早稲田サテライトにおいてミニ国際コンファレンスを開催し,所得分布研究の国際協力のあり方について議論を行った. 3)これまでの研究成果を国際的に外部公表し,かつ研究協力を行う国を拡大するために平成17年3月には韓国・モンゴル・インドネシア・ネパール・フィリピン・グルジア・オマーンの統計局関係者をわが国に招聘し,東京国際大学第1キャンパスにおいて第2回国際所得分布統計コンファレンスを開催した.具体的な研究成果としては,バングラデシュ,韓国及びインドネシアの所得分布の時系列的な変化に関する分析を発表した,なお,これらの研究成果は平成17年5月にイタリアのシエナで開催されるジニ・ローレンツ・コンファレンスにおいても発表される予定である.また,第2回国際所得分布統計で発表された研究成果は報告書にまとめる予定である.
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Research Products
(5 results)