2003 Fiscal Year Annual Research Report
協働と参加による市町村地域福祉計画のシステム形成および評価方法に関する実証的研究
Project/Area Number |
15203025
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
牧里 毎治 関西学院大学, 社会学部, 教授 (40113344)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉岡 直人 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (10113573)
武川 正吾 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (40197281)
野口 定久 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (30208318)
和気 康太 明治学院大学, 社会学部, 助教授 (50257060)
宮城 孝 法政大学, 現代福祉学部, 助教授 (70276864)
|
Keywords | ワーストップ・サービス / 市民参加 / 行政職員参加 / 評価指標 / 情報公開 / プラットフォーム / 公民パートナーシップ / コミュニティ・ソーシャル・ワーク |
Research Abstract |
本研究プロジェクト全体の研究活動としては、まず現地調査として北海道美唄市、沖縄県浦添市、長野県茅野市および韓国への視察がある。国内各市においては、公民協働により積極的に地域福祉計画策定に取り組んだ経緯、課題、今後の展望等の情報を収集し、また韓国ではソウル、テグにおいてヒアリングを行った。海外からは、ハンター大学教授で全米ソーシャルワーカー協会前会長のTerry Mizrahi氏を招聘し、米国における計画およびコミュニティ・オーガニゼーションと市民参加についての講演と、全国社会福祉協議会事務局長の訪問、日本ソーシャルワーカー協会・日本社会福祉士会ほかへのグループインタビューを行った。またカナダより来日中であったトロント大学準教授のIto Peng氏より、地域福祉計画の重要パートである児童支援システムと課題について情報提供を受けた。他方、牧里がニューヨークにおいてハンター大学等を事前訪問し、ニューヨークの地域福祉計画における市民参加やアドボカシーについてヒアリングを行った。一方、研究活動を効果的かつ円滑に行うため、東京においてプロジェクト研究会を定期開催した。同時に、全国の自治体に対するアンケート調査について毎回の研究会で検討を重ね、調査を実施した。現在は回収作業中である。 各研究者による個別的な活動として、関西学院大学の牧里チームは、事例調査として大阪府大阪市、泉大津市、阪南市、八尾市、兵庫県川西市、伊丹市、島根県松江市への事例調査を実施したほか、Terry Mizrahi氏によるコミュニティワークに関する講演会を開催した。また法政大学では宮城が山形県鶴岡市を訪問し、社会福祉協議会と策定委員会に対するコンサルテーションを含めたヒアリングを行った。
|