2004 Fiscal Year Annual Research Report
day-to-dayの動的な交通行動調査・解析システムの開発
Project/Area Number |
15206059
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
羽藤 英二 愛媛大学, 工学部, 助教授 (60304648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柏谷 増男 愛媛大学, 工学部, 教授 (00026254)
二神 透 愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 講師 (40229084)
朝倉 康夫 神戸大学, 工学部, 教授 (80144319)
河野 博之 南山大学, 数理情報学部, 助教授 (70224813)
山本 俊行 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80273465)
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Keywords | プローブパーソン / 行動文脈 / アクティビティ分析 |
Research Abstract |
今年度は,前年に設計した解析モジュールとデータベースのシステム設計に基づいて実際にシステム開発を行うと共に,調査設計とリクルーティングを行った.リクルーティングにあたっては地元放送局と協力し,国土交通省松山河川国道工事事務所と連携して,モニター募集を行い,400名の参加を得た. オンライン型調査では通信費がかかるため調査コストが膨大な額となるわりに,得られるデータの質に問題がある.特に本研究で目的としている長期間にわたる質の高いデータを得るために,被験者の回答状況に応じたポイントシステムを開発し,これを導入することで回答の精度を高められるかどうかを検証した. その結果,従来の紙アンケート(平成11年度道路交通センサス)に比べ約2倍のトリップデータの観測が可能になった.観測できているトリップの特徴は,トリップ長の短い(5km以内,10分以内)トリップであり,出発時刻や到着時刻についても丸め誤差が少なくなっており,質の高いデータが観測できたといえる.また調査の継続性も高く8割以上の人が1ヶ月にわたる調査に参加しており,次年度の本調査が可能なシステム開発に成功したと判断する.
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Research Products
(8 results)