2003 Fiscal Year Annual Research Report
スピーキング・プラント・アプローチにおける植物生体計測とXMLソフトセンシング
Project/Area Number |
15208024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
村瀬 治比古 大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 教授 (20137243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 浩 茨城大学, 農学部, 助教授 (50206207)
澁澤 栄 東京農工大学, 農学部, 教授 (50149465)
藤浦 建史 大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 教授 (00026585)
橋本 康 愛媛大学, 農学部, 名誉教授
野口 伸 北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (40228309)
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Keywords | 生体計測 / 生物環境制御 / 農業生産環境 / 農業情報 / SPA / IT / XML / フィールドサーバー |
Research Abstract |
平成15年度はプラットフォーム作りのための模擬実験を行なう環境整備とIT利用を研究推進の2本柱とした.スピーキング・プラント・アプローチの提唱者である橋本が常時研究を行なっているシステム適応制御の手法を駆使してソフトセンシングのプラットフォーム作りのバックボーンを構築するための基礎調査を行った.ソフトセンシングの要となるモデルへの対応はアルゴリズム開発グループ(村瀬・酒井・平藤)が中心になり既存の汎用モデルや個別モデルについて整理検討するとともに新たな適応モデル開発について検討した.IT利用とセンシング技術開発(植物工場グループ・生理活性・ポストハーベスト・マイクロシステムグループ)はプラットフォーム作りのための模擬実験を行なう環境整備を行なうことが課題であり,個々の分野でこれまで培われてきたセンシング技術を活用して(ハードセンシングを重点に)IT利用を主にフレームの再構築を図る必要があり対象事例に付いて種々の検討を行った.具体的には無線LAN上に計測システムを載せることを進め,PCベースでIP付きセンサー群からなる計測システムをそれぞれ構築する複数のテストモデルを構築した.IT活用ユニット(羽藤)はウェアラブル情報端末としてのセンサー開発のFSを綿密に行なうことと模擬実験環境を個々の領域で進める際の支援を行なう努力を行い一定の成果を収めた.この部分は最終的にはプラットフォーム作りの重要部分となる予定である.当該年度は計測システムが実験的に稼動しうることを最優先し,センシングの対象を選択する必要があり,そのための予備的実験を行なった.研究代表者のもとに研究用サーバーを設置する.さらにウェアラブル情報端末型センサーの開発実験サイトを設置した.平成15年度にはデータの収集システムとIP付きセンサー群の取り扱いが可能な実験環境を整えることが主たる目的でありトライアルベースでは成功した.それとともに新たな最適化アルゴリズムなどの開発もネットワークの中で情報が収集されるという環境を利用できる形に整えた.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 岡山毅, 北端啓司, 村瀬治比古: "DNAアルゴリズム"農業情報研究. 12巻1号. 33-44 (2003)
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[Publications] H.Kitabata, H.Murase: "Optimization Algorithm using Evolutionary Process of DNA with Intron"Proc.of ASAE Annual Meeting, Las Vegas, NV USA June 27-30. 03625. 1-7 (2003)