2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15209063
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
加藤 博和 岡山大学, 医学部, 教授 (60127511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 幹二 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30033202)
本多 康聡 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40284070)
柳 文修 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (50284071)
高橋 則雄 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (40108121)
山本 尚武 岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (50032941)
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Keywords | 歯科用MRI / 緩和時間 / ファントム / 画像再構成 / 開磁路型磁気回路 / 最適化手法 |
Research Abstract |
MRI装置の作製,MRI装置の評価そして新しいパルスシーケンスの開発,等,MRIを用いた定量的実験ではファントムが必要不可欠である。これまでに,縦緩和時間,横緩和時間,そして電気伝導度を任意に変化できる固形ゲルファントムを開発した。今回それらを統一的にとらえ連立方程式化を行った。この連立式を用い,いままでに緩和時間と電気的特性が報告されている人体組織に対して,同じ特性をもつファントムの組成を導き,その一覧表を作成した。これにより,目的とする人体組織と等価なファントムを作製することができるようになった。 小型MRI装置の試作を行い,画像の再構成を行った。パソコンを用いてシーケンシャルパルスを生成した。このパルスシーケンスと搬送波を送信機へ供給することによりRFパルスを生成し,それをRFコイルへ供給した。また傾斜磁場用パルスを直流アンプへ供給し,得られたパルスを傾斜磁場用コイルに供給することにより傾斜磁場を生成した。閉磁路型磁石内に野菜のオクラを挿入し,これら磁場パルスによって励起しエコー信号を得た。この信号を受信機にて位相検波し実部・虚部信号を得た。これら信号をパソコンにおいて複素フーリェ係数化を行い,それを用いてフーリェ逆変換を行った結果,オクラの画像を再構成することができた。 2次元有限要素法を用いて開磁路型磁気回路の設計を行い,磁場強度の変動が100ppm以下にできることが示された。この磁気回路の構造について現在特許化を進めている。
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Research Products
(4 results)