2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15255013
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
長野 宏子 岐阜大学, 教育学部, 教授 (40074984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粕谷 志郎 岐阜大学, 地域科学部, 教授 (20021438)
加藤 みゆき 香川大学, 教育学部, 教授 (70112654)
田中 直義 共立女子短期大学, 生活科学科, 教授 (90099367)
炭谷 順一 大阪府立大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (10264813)
荒井 基夫 中部大学, 応用生物学部, 教授 (80081537)
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Keywords | 発酵食品 / 米 / 大豆 / 茶 / 小麦粉 / 微生物データベース |
Research Abstract |
本年度は、海外の調査として中国江南大学との生物多様性の条約を基本とした共同研究を組み、共に雲南省の昆明と西双版納を中心に米・大豆・小麦の発酵食品の調査を実施した。その結果、米を用いた発酵米麺の存在は明らかとなったが、見せてもらうことがなかなかできず調査に関しては困難であった。大豆や小麦を材料とした発酵食品については、多くの試料を採取し微生物分離した。協定に基づいて中国と日本において、それぞれ保存した。また、茶に関しても中国雲南省茶業研究所のムンハイで研究交流することができた。 最終年度(平成17(2005))年には、学術調査報告シンポジウムを「伝統発酵食品中の微生物の多様性とそのシーズ保存-知恵が作る発酵食品とその機能性-」というタイトルで開催した。基調講演には大阪大学大学院の関達治氏に「東南アジアの発酵食品の多様性と学術的展望」についてを、また特別講演には(財)バイオインダストリー教会の炭田精造氏に「生物多様性条約と海外遺伝資源へのアクセス」についての講演をお願いした。海外のカウンターパートである共同研究者のチェンマイ大学(Dr.Somluck Nimsakul Dr.Chirasak Khamboonrung)に「タイの発酵米麺カノムチーンの疫学調査」、および中国江南大学(Dr.諸葛健)に「中国の豆腐の発酵食品の製造」に関する講演などを行った。 平成15(2003)年はタイ北部の、16(2004)年はカンボジアの、また17(2005)年は中国等を中心に、伝統発酵食品を採集し、微生物保存と食品の機能性などを検討している。発酵食品の内容をホームベージにて明らかにしているが、さらに生物多様性条約下で協定締結した国から微生物保存のデータベース化を行い、公開を予定している。
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Research Products
(5 results)