2004 Fiscal Year Annual Research Report
モバイルネットワークにおけるディペンダブル分散ソフトウェア設計法に関する研究
Project/Area Number |
15300017
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
増澤 利光 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (50199692)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 明紀 鳥取環境大学, 環境情報学部, 教授 (20235021)
桝田 秀夫 大阪大学, サイバーメディアセンター, 助手 (90304063)
大下 福仁 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (20362650)
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Keywords | 分散システム / モバイルネットワーク / モバイル計算機 / ディペンダビリティ / 故障耐性 / 自己安定 / 適応性 / モバイルエージェント |
Research Abstract |
モバイルネットワークにおけるディペンダブル分散ソフトウェアの設計開発法の確立を目指し,分散したデータをいかに管理するか(分散データ管理)と,多数のプロセスをいかに制御するか(分散制御)の両方の観点から,ディペンダビリティを確立する手法について検討した. (a)ディペンダブル共有オブジェクトの実現:共有オブジェクトの汎用性のある実現法は,アトミックブロードキャストやコンセンサスを利用して,データの複製に対する操作の適用順序や操作のコミットの整合性を保証するという方法である.そこで本研究では,モバイルネットワークにおけるこれらの基盤技術の確立を目指し,不安定な通信に対するロバスト性を有するアトミックブロードキャストとコンセンサスの実現法を提案した. (b)ディペンダブル分散制御の実現:モバイルネットワークでは,プロセスの参加・離脱やネットワーク接続状態の変化などのために環境が動的に変化するため,環境の動的変化に対する適応性を有する分散型制御法の確立が必要である.動的な環境に適応するための効果的な手法は、自律的に動作するモバイルエージェントを活用することである.そこで本研究では,モバイルネットワークにおけるモバイルエージェントシステムの基盤技術として,動的な環境でモバイルエージェント群を分散的に制御する手法を提案した.具体的には,自己安定エージェント巡回法,および,自己適応型エージェント数制御法を提案した.
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Research Products
(13 results)