• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

ユビキタス環境における自己組織化プロキシネットワークの研究

Research Project

Project/Area Number 15300023
Research InstitutionKanazawa Institute of Technology

Principal Investigator

服部 進実  金沢工業大学, 工学研究科, 教授 (90218503)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中沢 実  金沢工業大学, 情報フロンティア研究所, 助教授 (80288266)
Keywordsユビキタス / 仮想化 / 経路選択 / 独立通信環境 / 自己組織化 / 自律機能 / データベース / 複製技術
Research Abstract

近年、ノードの小型化、アドホックネットワークの無線技術の進展に伴い、移動ノードや通信媒体の多様化・高機能化が進んできている。このような状況において、時間とともにノードがネットワーク中を移動することにより、その接続形態を切り替えるなど常に最適な通信状態を維持することが課題となってきている。そこで、本研究は、最終年度にあたり、実用化を視野にいれて、下記内容の研究開発の実施を行った。
(1)ネットワークスタックの仮想化による独立通信環境の構築
現在、OSが提供する通信環境は一つであり、全てのプログラムがその通信環境を共有している。そのため、動的な変化が激しいユビキタスネットワーク環境において各種設定問題が発生し、その度に新たなネットワーク設定の変更が生じ、さらに通信環境全体に影響する。そこで、OSが提供する通信環境から独立した管理が可能な独立通信環境を構築し問題を解決した。
独立通信環境とはネットワークインタフェースや経路表などが既存環境から独立した小さな通信環境であり、プロセス毎に必要なネットワーク環境を構築可能にすることが出来る。これにより意図しないプロセスのネットワークへのアクセスを防止可能となり、動的なユビキタスネットワーク環境に対応可能となった。
(2)自律型多段DB複製方法の設計と実装
ユビキタスネットワークのような動的環境においても、ITサービスの停止は許容されなくなっている.現在のWEBアプリケーションにおいてデータベースにアクセスができなくなると様々な混乱を来たす.商用製品では,データベースはデータの一貫性の問題により複製数に制約がある.災害対策用にデータ複製を遠隔地に行うサービスが提供され始めたが,ランニングコストの問題により広く普及するまで至っていない.本課題では,データベースを複数箇所に複製する方法について実装し評価を行った.データの同時性については犠牲となるが,ネットワークの動的特性やその影響範囲が予測困難なため,複数の複製を自律的に実施する方法について検討した.

  • Research Products

    (6 results)

All 2007 2006

All Journal Article (6 results)

  • [Journal Article] 仮想プロトコルスタックを用いて独立した通信環境を提供するVPNの提案2007

    • Author(s)
      岩田浩真, 中沢実, 千石靖, 服部進実
    • Journal Title

      情報処理学会、マルチメディア・分散・強調とモバイル (Dicomo2006)シンポジウム 2006・1

      Pages: 717-720

  • [Journal Article] ポートフォリオインテリジェンスにおける教育コミュニティシステムの提案2007

    • Author(s)
      芝崎亮, 坂本和也, 中沢実, 服部進実
    • Journal Title

      電子情報通信学会・オフィスインフォメーションシステム研究会 2006・70

      Pages: 7-12

  • [Journal Article] 没入型三次元風覚ディスプレイの開発と評価2007

    • Author(s)
      小坂崇之, 宮下芳明, 服部進実
    • Journal Title

      インタラクション2007 論文集 2007・4

      Pages: 105-112

  • [Journal Article] 災害対策としてのSQLデータベース複製方法の実装および性能評価2006

    • Author(s)
      黒瀬浩, 中沢実, 服部進実
    • Journal Title

      情報処理学会、マルチメディア・分散・強調とモバイル (Dicomo2006)シンポジウム 2006・1

      Pages: 761-764

  • [Journal Article] P2Pファイルを監視するサイバーポリスシステムの提案2006

    • Author(s)
      田中康之, 高桜淳一, 中沢実, 服部進実
    • Journal Title

      情報処理学会、マルチメディア・分散・強調とモバイル (Dicomo2006)シンポジウム 2006・1

      Pages: 513-516

  • [Journal Article] インタラクティブWEB型ポートフォリオインテリジェンスによる教育コミュニティシステム2006

    • Author(s)
      中沢実, 服部進実
    • Journal Title

      情報処理学会、マルチメディア・分散・強調とモバイル (Dicomo2006)シンポジウム 2006・1

      Pages: 529-532

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi