2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15300043
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
山口 高平 静岡大学, 情報学部, 教授 (20174617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和泉 憲明 独立行政法人産業技術総合研究所, サイバーアシスト研究センター, 研究員 (50293593)
福田 直樹 静岡大学, 情報学部, 助手 (30345805)
酒井 三四郎 静岡大学, 情報学部, 教授 (70170553)
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Keywords | 領域オントロジー / オントロジー記述言語OWL / 共起性 / クラス図 / UML / モデル駆動アーキテクチャ(MDA) |
Research Abstract |
まず,オントロジーに関しては,計算機可読型辞書(MRD)を利用した概念階層構築支援部と専門テキストを利用した概念定義構築支援部から成る,領域オントロジー構築支援環境を実装し評価した.特に,概念定義構築支援においては,ワードスペースと概念階層を利用した相関ルールに基づき,専門テキスト内の共起性を分析し,また,構文解析を使って主部述部間の関連の強い概念対を抽出することにより,概念仕様のテンプレートを構築するシステムを開発した.さらに,オントロジー構築がセマンティックウェブ普及の鍵になると言われていることから,オントロジー記述言語OWLの文法で構築されたオントロジーを出力する機構も実装した. 次に,オントロジーとUMLについては,Webアプリケーションの入出力ポート群をクラスに対応付けた初期クラスダイヤグラムをLatticeにより表現し,共通親ノードから4レベル以内までで抽出されるサブLatticeを新規クラス候補としながら,クラスダイヤグラムを洗練する方法論,および,Latticeをオントロジー概念階層と対応づけることによりクラスダイヤグラムを改善する方法論を考察した. 最後に,UMLとモデル駆動アーキテクチャ(MDA)については,クラスダイヤグラムの開発の中流において,実装上問題となるパターンを類型化し,各類型に対してMDAツールの振る舞いを分析し,その結果を一部クラスダイヤグラムの洗練に還元できる可能性を示した.また,MDAは,ステートチャート図のような動的なダイヤグラムとの関連が深いことを示した.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 寺井公一: "多粒度リポジトリに基づくビジネスアプリケーション構築支援環境"電気学会論文誌C. 123-C, 11. 2046-2055 (2003)
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[Publications] Kouichi Terai: "Business Process Semi-Automation Based on Business Model Management"International. Journal of Intelligent Systems in Accounting, Finance and Management. 11,4. 215-234 (2003)
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[Publications] 山口高平: "ビジネスソフトウェアの知的開発環境"計測自動制御学会誌. 42, 6. 504-507 (2003)
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[Publications] Noriaki Izumi: "Semantic coordination of Web services based on multi-layered repository"International Workshop on Semantic Web Foundations and Application Technologies. 1. 29-34 (2003)
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[Publications] Kouichi Terai: "Coordinating Web Services based on Business Model"International Conference on Electronic Commerce 2003. 1. 474-479 (2003)
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[Publications] Naoki Sugiura: "A Domain Ontology Engineering Tool with General Ontologies and Text Corpus"2nd International Workshop on Evaluation of Ontology-based Tools connected with 2nd International Semantic Web Conference. 1. 71-82 (2003)