2005 Fiscal Year Annual Research Report
言語・パラ言語の生成・理解能力を有する会話システムに関する研究
Project/Area Number |
15300065
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小林 哲則 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30162001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤江 真也 早稲田大学, 理工学術院, 助手 (00367062)
小川 哲司 早稲田大学, 理工学術院, 助手 (70386598)
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Keywords | 音声対話 / パラ言語 / 韻律 / ジェスチャ認識 / 対話ロボット |
Research Abstract |
パラ言語の理解と生成を可能にする対話システムのプロトタイプの試作のため、以下に示すように個々の技術の実装、統合、実験を行った。 a)要素技術の実装(小林、藤江、小川) トータルシステム構築のため、前年度までの研究成果である要素技術を実装する。特に、音声認識と韻律処理、音声合成とロボット動作生成、等の関連の深い技術同士の連携を考慮しながら実装を行った。 b)対話モデルの改良(小林、藤江) 前年度までに開発した対話モデルを、パラ言語の理解機能、生成機能を考慮し、より効果的な対話が可能となるように改良を行った。パラ言語を認識することにより、ユーザのタスクに対する理解状態を把握することが可能となった。これを積極的に用いることで、話題モデルや木構造による発話内容の構造化により、システムの発話内容を制御する方法について検討した。 c)ロボット内部・外部の通信アーキテクチャの構築(藤江) トータルシステムを構築する為に必要な複数のモジュール同士が連携するために必要な通信アーキテクチャを構築した。仮想Peer To Peerネットワークを用いることにより、モジュール同士の独立性を高めながらも、パラ言語の認識・生成に伴うタイミング制御に十分に高速な通信を可能とするアーキテクチャを構築した。 d)トータルシステムの試作と実験(小林、藤江、小川) 上記で開発したモジュール、統合手法を組み合わせることにより、パラ言語の理解と生成を可能にする対話システムのプロトタイプを試作し、各種デモンストレーションや,主観評価実験を行った。
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Research Products
(16 results)