2005 Fiscal Year Annual Research Report
考古学における発掘調査報告書の電子化・公開に関する研究
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15300079
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
及川 昭文 総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 教授 (30091888)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳生 修二 総合研究大学院大学, 情報基盤推進室, 講師 (90377119)
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Keywords | 考古学 / 発掘調査報告書 / 電子化 |
Research Abstract |
昨年度に続いてCDとして作成されている報告書を収集し,その内容の分析および現場の調査員に対して電子化報告書に関するヒアリング調査を行うとともに,理想的な電子化報告書の構成,内容について策定した。具体的には以下のようになる。 (1)CD-ROM報告書の収集と分析:これまでCD-ROMの形で作成されている発掘調査報告書を収集し,1)報告書の構成,2)目次から章や節へのリンクなど,リンク構造の有無やその使いやすさについて,3)表形式のデータの格納形式,などについて分析した。 (2)ヒアリング調査:電子化報告書に関して,実際に現場で報告書作成を担当している調査員に対して,1)報告書の電子化に対する調査員としての意見,2)電子化報告書を作成する場合の問題点,3)電子化報告書の利用方法についての調査を行った。 (3)理想的な電子化報告書の構成,内容の策定:収集した電子化報告書の分析やヒアリング調査の結果に基づいて,電子化報告書の構成,リンクのあり方,データの格納形式などについて検討し,プロトタイプの電子化報告書を策定した。
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