2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15300096
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
鎌倉 稔成 中央大学, 理工学部, 教授 (40150031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安楽 和夫 西南学院大学, 文学部, 教授 (90184332)
青嶋 誠 筑波大学, 数学系, 助教授 (90246679)
栗木 哲 統計数理研究所, 統計基礎研究系, 助教授 (90195545)
水田 正弘 北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70174026)
道家 暎幸 東海大学, 理学部, 教授 (90096941)
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Keywords | 多重比較 / ランダムフィールド / 遺伝子データ / 同時推測 / 関数データ解析 / 動画像 / 動作分析 |
Research Abstract |
本年度も昨年に引き続き,多変量同時推測の中で多重比較とその関連分野の総合的研究を主題として,シンポジウムや統計関連学会への「企画セッション」のオーガナイズ等による積極的参加を行ない,研究の推進を図った.また,多重比較の中で,仮説の検定の過誤の確率をコントロールに重要な役割を演じるFDRの提唱者である,Benjamini教授を招聘して,多重検定の際のBenjamini-Hochbergプラグイン手法およびその応用上の問題を深く掘り下げて議論を行なうことができた. 以下具体的な活動内容をあげる. (1)動作分析における多重性の問題 (2)関数データ解析におけるパーミュテーション検定の利用 (3)脳画像解析における最大輝度分布と多重性およびランダムフィールドのシミュレーションに関する研究 (4)多重比較法における検出力とサンプルサイズの設計 (5)非劣勢,同等性,優越性検証を統合する多重決定方式 (6)2処置間の有意性を比較するための郡逐次検定 (7)Dunnett型多変量多重比較 (8)傾向性仮説の下での郡逐次検定を用いた多重比較法 これらの研究は,統計関連学会やシンポジウム,西東京統計研究会などを通じて研究報告を行なった.多重性の問題は古典的な多重比較の問題だけでなく,DNAの解析や脳画像解析におけるリスポンス曲面のノンパラメトリック推定の問題で基礎理論として重要であり,実用化手法の構築に向けて研究を進めている.
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Research Products
(7 results)