2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15300210
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山本 義春 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60251427)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保木 冨房 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40111512)
熊野 宏昭 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (90280875)
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Keywords | 身体活動パターン / 精神疾患・心身症 / 時系列解析 |
Research Abstract |
本年度は、精神疾患患者および中学生を対象としてECOLOGを用いて以下の調査を行った。 (1)精神疾患患者を対象とした調査(医学部附属病院:久保木、熊野) 緊張型頭痛の患者54名を対象に7日間を計3回、大うつ病性障害の患者5名を対象に、最大28日間に渡り、ECOLOGを用いて身体活動時系列の計測、およびその際の気分・病状などについて調査を行った。現在、各疾患に特徴的な身体活動パターンが抽出できるかどうかについて検証中であるが、これらの結果については来年度健常成人者のデータとあわせて報告する予定である。 (2)中学生を対象とした調査(大学院教育学研究科;山本義春) 中学生約100名を対象として、身体活動パターンと主観的な気分・疲労感、身体症状および認知機能について調査を行った。その結果、cole判定式を用いて算出した日中活動量(7時〜22時の身体活動量)に対して夜間活動量(22時〜翌朝7時までの身体活動量)が大きいほど、つまり夜間に多動傾向があるほど疲労感や身体症状、否定的な気分がより強くなる傾向がみられた。 次いで、主観的な気分・疲労感、身体症状の関連について検討したところ、「疲労感」が強いと頭痛、腹痛などの身体症状を訴えることが多く(r=0.55〜0.76)、否定的・不安気分についても高い様子が観察された(r=0.83〜0.86)。また、「疲労感」が強いと起床時における睡眠の充足感が低い傾向がみられた(r=-0.6)。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Symptom profile of multiple chemical sensitivity in actual life.2005
Author(s)
Saito, M., H.Kumano, K.Yoshiuchi, N.Kokubo, K.Ohashi, Y.Yamamoto, N.Shinohara, Y.Yanagisawa, K.Sakabe, M.Miyata, S.Ishikawa, T.Kuboki
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Journal Title
Psychosomatic Medicine (in press)
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