Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽根 博仁 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30312846)
重松 良祐 三重大学, 教育学部, 助教授 (60323284)
中垣内 真樹 長崎大学, 大学教育機能開発センター, 助教授 (10312836)
中塘 二三生 大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (50079125)
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Research Abstract |
本研究の目的は以下の2つである. 【目的1】10〜20年前に測定対象とした中高齢者の活力年齢を再度測定し,活力寿命を評価する指票を作成するためのデータベースを構築する. 【目的2】ADL(activities of daily living)やQoL(quality of life)が顕著に低下した集団を議事死亡群と定義し,活力寿命を評価する指標を提案する. この研究目的を達成するために,昨年度に引き続き研究分担者および従来の共同研究者の協力を得て,名古屋市立大学,大阪市立大学,大阪府立看護大学,広島大学,九州大学にて,10〜20年前に測定対象とした中高齢者の現在の健康体力水準を把握すべく,情報整理を進めるよう要請した.また,茨城県内にて過去の研究対象となった中高齢者について,近隣病院の協力を得て生死の確認を進め,体力測定が可能な者については再測定を実施した. 本研究の目的を達成するために整理できた情報数は現時点で70にのぼる.これらのうち,統計的な解析に十分利用できる対象者数は56であり,情報数の80%を占める.今年度において,データ解析に必要な情報数は確保できたと言えるが,より有用な活力寿命を評価するための指標を作成するためには,さらに多くの情報を収集していきたいと考えている.今年度は,データ収集および情報整理作業を中心に研究を進めてきたことから,来年度は,研究分担者と従来の共同研究者との連携を密にし,さらなるデータ収集と同時にデータ解析を進めていく.
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