2004 Fiscal Year Annual Research Report
概念の結合による機械的創造性発現方式と創発型教育ツールへの応用
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15300269
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Research Institution | National University Corporation Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
小谷 善行 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (20111627)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乾 伸雄 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助手 (20236384)
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Keywords | 創造性 / ランダム / 物語生成 / しりとり / 推理パズル / 対話の繋がり抽出 / 対話応答 / 決定木 |
Research Abstract |
本研究は,人間の独自的な能力であると考えられてきた創造性をコンピュータによって実現することを目指している.創造性とは既存の知識を組み合わせて発生する新たな概念ととらえる.例えば,単語を組み合わせることで新たな概念を生み出すなどがあげられる.本研究では,このような創造性を発生する鍵をランダム性と考え,物語作成システムに生かす研究を行っている. 昨年度に引き続き,しりとり問題について考察し,利用する単語数が最大のしりとりのみならず,文字数が最大となるしりとり構成方法を開発した.この研究は,国内発表のみならず,海外の発表においても好評を得た. 物語作成システムにおいては,連想辞書を用いて物語の筋書きであるプロットを生成するシステムを作成した.これは,昨年度の質問から物語を生成するシステムとは対照的に,ユーザへの質問や補助情報の入力なしに物語を生成するものである.この結果,人間が創作するものよりも創造性が高く,ランダムに単語を選択し作成した文章より意味の通る物語プロットを作成することができた. さらに関連研究として,単語間の情報とランダム製を利用した概念ネットワークの生成,単語の結束度を用いたテキストセグメンテーションなども行った. コンピュータの創造性は,物語を生成するような直接的なものだけでなく,対話応答や文章問題の解答などでも表現することができる.この視点から,話題語の集合を用いて対話の応答選択を行う研究,多人数対話における対話のつながりを抽出する手法の開発,決定木学習による敬語選択ルールの生成や述語補完などを行った.
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Research Products
(14 results)