2003 Fiscal Year Annual Research Report
高度情報通信網に構築する学習環境における協働型の情報・環境教育カリキュラムの開発
Project/Area Number |
15300281
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
新地 辰朗 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (20284820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 元 宮崎大学, 教育文化学部, 講師 (20335714)
近藤 喜美夫 宮崎大学, メディア教育開発センター・研究開発部, 部長・教授 (40249925)
坂元 昂 宮崎大学, メディア教育開発センター, 所長 (00016338)
原 義彦 宮崎大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (70284825)
中國 真教 宮崎大学, 総合情報処理センター, 助手 (10347049)
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Keywords | 高度情報通信網 / 協働型学習 / 情報・環境教育カリキュラム / Remote Sensing / 画像処理 / Collaborative Mapping System / 学習支援システム / 学習履歴 |
Research Abstract |
宮崎県内の小学校4校,中学校3校,高等学校2校,宮崎県教育庁,宮崎県教育研修センター,宮崎市教育情報研修センター,そして研究者から成るコンソーシアムを構成し,高度情報通信網に構築する学習環境における協働型の情報・環境教育カリキュラムについて検討を進めた.児童・生徒の実態や地域の特色を考慮して提案された情報・環境教育カリキュラムを,情報技術の活用,学習のスタイル(協働型を含む),目指す学力,そして評価方法の観点から分析及び整理した. また,協働型の情報・環境教育に有効となる特色あるカリキュラム開発を目指すため,情報通信環境で教育上有益となる教材及びシステムを開発した.教材として開発したものは,衛星が捉えた地球観測データ(Remote Sensing Data)をコンピュータ上で画像処理するソフトウェアであり,人間の能力では捉えることのできない自然環境の実態やその変化を広範な視点で調査できるように配慮した.さらに,発見や感想を,テキスト,静止画,動画として,学習の場からインターネット上に公開できる地図上表示型の学習支援システム(Collaborative Mapping System)を開発することで,野外で学習を進める場合でも学習の終了時には参加した全グループの学習履歴が2次元情報として整理されるようになった. 来年度は,これらの教材及びシステムを取り入れながら,各学校での教育実践を通して,先に述べたカリキュラムの検討を重ねる予定である.その際,情報通信技術を取り入れた海外の取り組みも参考にする予定である.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Shinchi et al.: "Distance Learning at Gokase Secondary School with ICT and Remote Sensing Satellite Images"Proc.of 10^<th> International Education and Resource Network Annual Conference. 234-235 (2003)
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[Publications] 中國真教, 新地辰朗, 田伏正佳: "学校教育におけるフィールド学習を支援する協働マッピングシステムの開発"情報処理学会研究報告. DSM-31. 49-54 (2003)