2004 Fiscal Year Annual Research Report
南極・昭和基地への対流圏物質輸送:中・低緯度の影響評価
Project/Area Number |
15310012
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松永 捷司 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (60022729)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩坂 泰信 金沢大学, 自然計測応用研究センター, 教授 (20022709)
田阪 茂樹 岐阜大学, 生涯学習教育研究センター, 教授 (60155059)
塩原 匡貴 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリング研究センター, 助教授 (60291887)
森本 真司 国立極地研究所, 北極圏環境研究センター, 助手 (30270424)
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Keywords | 対流圏物質輸送 / 中・低緯度の影響 / 南極昭和基地 / 大気中エアロゾルの形態 / 有機エアロゾル / 大気中のラドン / 大気中のCO / 粒径分布 |
Research Abstract |
南極で今年度越冬した、第45次日本南極地域観測隊での観測を修了するとともに、次年度には第46次日本南極地域観測隊による観測に継続した。また、昨秋に出発した南極観測船[しらせ]と、12月からの海鷹丸による南極海航海での観測を実施した。 昨年度と同様に、南極にいたる船上(東京-オーストラリア、オーストラリア-昭和基地)では船上観測とサンプリングを実施したが、昭和基地での現地観測とサンプリングならびに南極からの帰航海での船上観測とサンプリングは現在実施中である。サンプルはまだ日本に到着していないが、個別粒子の形態観察ならびに試薬薄膜法による化学形態の把握(岩坂、現有サンプラーとSEM/DX),有機エアロゾル解析による起源の特化(松永、現有サンプラーとGC/MS),昭和基地での粒径別エアロゾル採集と粒径分布の測定(研究協力者:名古屋大学・長田和雄・第45次南極地域観測隊、国立極地研究所・原圭一郎・第46次南極地域観測隊)である。また、海鷹丸による観測では、ケープタウンから昭和基地沖を経由してフリーマントルに至る洋上観測と、フリーマントルから110Eや140Eを経てメルボルンへと向かう洋上での観測を実施した。
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