2005 Fiscal Year Annual Research Report
微生物還元・蓄積作用を利用したレアメタル汚染の浄化及び資源回収技術の開発
Project/Area Number |
15310056
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
池 道彦 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40222856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 光雄 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40220347)
清 和成 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80324177)
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Keywords | レアメタル / 廃水処理 / 土壌浄化 / セレン / ヒ素 / 異化型還元作用 / Bacillus sp.SF-1 |
Research Abstract |
本年度は、ヒ酸を亜ヒ酸に還元する能力を有するBacillus sp.SF-1を利用した新たなヒ素汚染土壌浄化のバイオレメディエーションプロセスの構築を目的として実験を行った。 昨年度までに得られた結果に基づき、SF-1株を用いた土壌汚染バイオレメディエーションプロセスとして、回分式スラリーフェイズリアクター及び連続式土壌充填カラムリアクターを提案し、ラボスケールのリアクター実験通して、その有用性を確認した。 SF-1株のリアクターへの最適植種濃度を検討した結果、初期菌体植種濃度が5.8×10^7 cells/mL以上ではヒ素の溶出量に顕著な影響はなく、リアクター構築に際して、高濃度の菌体が不要であることが明らかとなった。また、スラリーリアクターを想定して攪拌速度の影響を検討したところ、初期の溶出量には差があるものの、溶出開始120時間後には攪拌速度に関わらず、ほぼ同程度のヒ素溶出量が確認されたことから、スラリーリアクターとする必要がなく、処理コストの削減が可能であることが示された。 以上の結果を基に、カラムリアクターを構築し、モデルヒ素汚染土壌の浄化試験を行った結果、14日間の運転後、約50%のヒ素除去率を得ることができた。さらに、ヒ素除去率の効率化を目的として各種実験を行い、リアクターへの流入培養液の水理学的滞留時間(HRT)を1日まで短縮可能であること、リン酸塩溶液による土壌洗浄と組み合わせることで、300mg-As/kg-soil程度の汚染土壌を土壌含有量基準(150mg-As/kg-soil)以下にまで浄化可能であることが示された。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Reduction kinetics of As(V) to As(III) by a dissimilatory arsenate-reducing bacterium, Bacillus sp.SF-1.2006
Author(s)
Soda, O.S., Yamamura, S., Zhou, H., Ike, M., Fujita, M.
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Journal Title
Biotechnology and Bioengineering Vol.93, No.4
Pages: 812-815
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[Journal Article] Kinetics of transport and transformation of selenium discharged into water-sediment system free from selenium contamination.2005
Author(s)
Ike, M., Soda, O.S., Hashimoto, R., Kashiwa, M, Sei, K., Fujita, M.
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Journal Title
Abstracts of SETAC Europe 15^<th> Annual Meeting
Pages: 134
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