2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15310165
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
澤田 英夫 東京外国語大学, アジアアフリカ言語文化研究所, 助教授 (60282779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高谷 紀夫 広島大学, 総合科学部, 教授 (70154789)
伊東 利勝 愛知大学, 文学部, 教授 (60148228)
根本 敬 東京外国語大学, アジアアフリカ言語文化研究所, 助教授 (90228289)
岩城 高広 千葉大学, 文学部, 助教授 (90312925)
渡邊 佳成 岡山大学, 文学部, 助教授 (80210962)
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Keywords | ビルマ(ミャンマー) / 地誌 / データベース |
Research Abstract |
研究実績の概要は以下のとおり. (1)「ビルマ地誌データベース」の細かい性格づけ,データベースに盛り込むべき内容,データベースの形式についての議論を行った. (2)「地誌データベース」内で用いるビルマ語の表記のしかたを定め,また少数民族言語(モン語,ジンポー語)の表記のしかたについて検討した. (3)英領期に作成されたBritish Burma Gazetteer(1880)およびその翻訳である東亜研究所『ビルマ地名要覧』(1943)などを始めとする国内外の資料の中から,データベース作成の目的にかなうものをピックアップし,各資料の作成時期や含まれる情報の種類を吟味した. (4)ミャンマー連邦のヤンゴン大学歴史学研究センターと資料閲覧要求の交渉を行うとともに,ミャンマー国内で政府の編纂による省・管区別行政区分名称一覧および省・管区概要などの資料収集を行った. (5)上記の調査・収集によって得られた資料から地誌項目の抽出・選定を行い,謝金を用いて各項目に関する情報の入力を行った.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] TAKATANI, Michio: "Shan Construction of Knowledge"Texts and Contexts in Southeast Asia (Proceedings of the Texts and Contexts in Southeast Asia Conference, 12-14 December 2001.). Part.2. 52-66 (2003)
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[Publications] SAWADA, Hideo: "Tonal Notation of Indic scripts in Mainland Southeast Asia"Peri Bhaskararao (ed.) Working Papers of International Symposium on Indic Scripts, Past and Future, ILCAA.. 318-349 (2003)
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[Publications] 伊野憲治: "『アジア的価値論』と民主主義-地域研究者の視点から-"中道寿一編著『現代デモクラシー論のトポグラフイー』,日本経済評論社. 173-193 (2003)
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[Publications] 根本 敬: "『英系ビルマ人』が『ビルマ国民』になるとき-血統主義,出生地主義,『国家への忠誠』"根本敬(編)『東南アジアにとって20世紀とは何か』,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 89-110 (2004)
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[Publications] 渡邊佳成: "18-19世紀イギリスにとってのビルマ"文化共生学研究. 1. 153-168 (2003)
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[Publications] 西村昌也, 渡邊佳成: "東南アジア「古代」・「中世」の歴史像を求めて"東南アジア 歴史と文化. 32. 64-87 (2003)
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[Publications] 桐山昇, 栗原浩英, 根本 敬: "東南アジアの歴史-人・物・文化の交流史"有斐閣. 314 (2003)