2003 Fiscal Year Annual Research Report
生命科学・生命技術の進展に対応した理論と倫理と科学技術社会論の開発研究
Project/Area Number |
15320008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
小泉 義之 立命館大学, 大学院・先端総合学術研究, 教授 (10225352)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 彰 立命館大学, 大学院・先端総合学術研究科, 教授 (90148388)
松原 洋子 立命館大学, 大学院・先端総合学術研究科, 教授 (80303006)
金森 修 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90192541)
郡司 幸夫 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (40192570)
香川 知晶 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70224342)
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Keywords | 生命倫理 / 生命理論 / 環境論 / 科学技術社会論 |
Research Abstract |
○2003年9月20日21日の二日間にわたって、東京都世田谷区北沢タウンホールにおいて、公開研究会を開催した。研究発表題目は以下の通りである。 金森修×松原洋子「金森修「リベラル新優生学と設計的生命観」をめぐる討論」 小泉義之「生命倫理の達成・評価・展望」 遠藤彰「生命理論の達成・評価・展望」 松原洋子「科学技術社会論の達成・評価・展望」 本公開研究会には、研究分担者に加え、大学院生、ジャーナリストが参加し、活発な討論を行ない盛会であった。 ○2004年3月8日に、日本生命倫理学の成立と展開に大きな役割を果たしてきた研究者、すなわち、加藤尚武(鳥取環境大学学長)・飯田亘之(千葉大学教授)、坂井昭宏(北海道大学教授)の三氏にインタビューを実施し・日本における生命倫理学と応用倫理学の成立と展開について記録を残すとともに、合わせて、生命倫理学と応用倫理学の将来について若干の討論を行なう。参加者は、上記三氏に加え、研究分担者と、立命館大学大学院先端総合学術研究科に在籍する大学院生三名である。 ○2004年3月19日20日の二日間にわたって、京都市立命館大学において、公開研究会を開催する。研究発表題目は以下の通りである。 篠田真理子(東京大学先端科学技術センター協力研究員) 「天然記念物と模範村の顕彰--戦前期日本の自然保護と農村政策」 丸山康司(産業技術総合研究所技術と社会研究センター研究員) 「有害鳥獣問題における多元的自然の<公共性>」 郡司幸夫「観測由来ヘテラルキーと意思決定の自由」 ○2003年度の研究報告書を作成する。内容は、上記インタビューの記録と、研究分担者の研究教育プログラムの要綱である。 (2004年2月26日記)
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 小泉 義之: "デカルトのマテーシス--精神・機械・生物"フランス哲学思想研究. 8. 2-13 (2003)
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[Publications] 小泉 義之: "受肉の善用のための知識--生命倫理批判序説"現代思想. 30-13. 76-85 (2003)
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[Publications] 金森 修: "リベラル新優生学と設計的生命観"現代思想. 31-9. 180-202 (2003)
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[Publications] 金森 修: "摂食障害という文化"思想. 958. 100-128 (2004)
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[Publications] 松原 洋子: "「新遺伝学」における公と私"現代思想. 31-13. 86-92 (2003)
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[Publications] 金森 修, 松原 洋子: "生命にとって技術とは何か"現代思想. 31-13. 26-43 (2003)
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[Publications] 小泉 義之: "生殖の哲学"河出書房新社. 126 (2003)