2005 Fiscal Year Annual Research Report
宗教学の国際化推進のための研究機関の改革と交流に関する国際比較研究
Project/Area Number |
15320015
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
スワンソン ポール 南山大学, 人文学部, 教授 (20229272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ハイジック ジェームズ 南山大学, 人文学部, 教授 (00131201)
渡辺 学 南山大学, 総合政策学部, 教授 (20192817)
奥山 倫明 南山大学, 人文学部, 助教授 (30308928)
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Keywords | 宗教学 / 国際化 / 研究機関の交流 / ネットワーク / 国際比較研究 / 研究機関の調査 / 国際研究者交流 / 多国籍 |
Research Abstract |
平成17年4月から年末にかけて、研究分担者がベルギー、ブラジル(二箇所)、コロンビア(三箇所)、イギリス(二箇所)、オーストリア、フランス、ドイツ(二箇所)、イタリア、アメリカ合衆国(二箇所)などに出張し、宗教研究および東西比較思想研究を行っている諸研究機関を直接訪問して、質問紙に基づく調査を実施した。調査結果については、研究拠点である南山宗教文化研究所のホームページに掲載している。 (www.ic.nanzan-u.ac.jp/SHUBUNKEN/projects/Network/Kaken_visits.htmを参照。) 結果的に3年間で19カ国47箇所以上の研究機関を訪問し、調査を行った。特徴としては、今まで注目されていない地方(東ヨーロッパ、南米、アジア諸国)の研究機関や研究者を訪問することによって、国際的な関係を非常に広い範囲で構築することができた。 また、3年間の研究プロジェクトの最終活動として、訪問・調査した研究機関の代表者5名--西ヨーロッパ(ベルギー)、東ヨーロッパ(エストニア)、南米(ブラジル)、北米(米国)、アメリカ宗教学会(米国)--を招聘し、2006年1月27日〜29日に「宗教研究の国際化をめぐる諸問題--世界各地の研究教育機関における国際協力」のテーマでワークショップを開催した。 前年に続き、南山宗教文化研究所の国際化をさらに推進するために本研究所で発行している学術誌のバックナンバーなどを電子化し、CD-ROMを作成した。その内容は南山大学ホームページにも掲載され、広く閲覧することが可能になっている。この電子化により各刊行物の内容を検索できるようになったことは、宗教研究にとって大きな成果である。 他の活動として、研究論文の翻訳、研究会の開催、研究所ホームページの充実化、などがあげられる。
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Research Products
(7 results)