2003 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化社会における発信型英語教育に対応する大学英語能力テストの開発
Project/Area Number |
15320074
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shoin University |
Principal Investigator |
石川 祥一 松蔭女子大学, 経営文化学部, 教授 (20320856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 富士子 駿河台大学, 法学部, 教授 (30248893)
小林 ひろみ 文教大学, 国際学部, 教授 (90205485)
中村 優治 東京経済大学, 現代法学部, 教授 (40249074)
岡田 敦子 東邦大学, 医学部, 教授 (40213938)
ユージン シュナイダー・デニス 東京女子大学, 現代法学部, 教授 (10246465)
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Keywords | 英語学力 / 英語能力テスト / 言語教育政策 / テスト開発 / 評価と測定 / テスト項目 |
Research Abstract |
本年度は3つの研究目的のひとつである英語能カテストの基盤作りのために,各研究分担者がそれぞれの研究テーマに基づいた研究を行った。これらの各研究テーマは本年度の研究計画の主な取り組みとも合致したものとなっている。研究の内容から分類するとその主なものは次のとおりである。 1.大学英語教育の現場に導入されているTOEIC等の資格検定試験について 2.英語の語彙力と英語テストとの関係 3.大学生の到達すべき英語学力観 4.UCLESの英語テスト開発,及びEUの言語教育政策について 5.英語教育の効果とテスト問題 なお,詳細は「中間実績報告書」にある。 大学生の英語学力については,大学英語教員に実施した「英語学力に関するアンケート調査」によると,大学生の英語学力を正確に評価・測定しているか疑問を抱きながらも導入されているという現実がある。さらに,大学における英語教育の目標設定や大学生の到達すべき英語学力の設定は,大学英語教育においても重要な要素として認識されていることが判明した。大学生の英語学力,特に大学入学時の学力については英語リスニング・テストのデータ分析を行い,報告書として刊行予定である。 アンケート調査の結果や資格検定試験の各種データを踏まえて,大学生の英語学力を測定・評価できるテストの作成として,テスト項目の作成に取りかかった。その上で,従来の形式による筆記テストとに加えて,CBT(Computer-Based Testing)の可能性を検討している。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 石川祥一, 中村優治: "テスト・データ分析とコンピュータ利用の一考察"2004PCカンファレンス. (口頭発表予定). (2004)
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[Publications] 石川祥一, 小林ひろみ: "テスト開発に向けての大学生の英語学力の研究"JACET第43回全国大会(シンポジウム). (2004)