2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15320078
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Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
関 哲行 流通経済大学, 社会学部, 教授 (60206620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊田 浩志 上智大学, 文学部, 教授 (20112162)
多田 哲 中京大学, 教養部, 助教授 (10340176)
三浦 清美 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (20272750)
長谷部 史彦 慶応大学, 文学部, 助教授 (30237995)
根津 由喜夫 金沢大学, 文学部, 助教授 (50202247)
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Keywords | 地中海 / 巡礼 / 民衆信仰 / 聖人 / 聖遺物 / 聖地 / 一神教 / 聖性 |
Research Abstract |
山田 望 本科研の旅費を利用し、2006年1月2日から10日にかけて、トルコ共和国のエフェソス、イズミール、ディディマ、ミレトス、ペルガモの古代都市の廃墟を訪れ、遺跡ならびに博物館において、ヘレニズム多神教時代の神々、また古代キリスト教時代のマリアの彫像に関する貴重な画像、映像資料を多数収集することができた。 長谷部 史彦 本科研の旅費を利用し、2005年12月22日から31日にかけて、カイロのエジプト公文書館で調査を行い、マムルーク朝末期のワクフ文書など重要史料を収集した。またカイロで中世のイスラーム宗教施設、経由地のローマでサン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会などのカトリック宗教施設を見学し、関連史料を収集する機会を得た。 山田 順 科研の旅費を利用し、2005年8月29日から9月9日にかけて、イタリアはローマのキリスト教地下墓所(カタコンベ)で現地調査を実施した。今回は特に、アッピア街道付近の大規模カタコンベであるサン・カリスト、ドミティッラ、サン・セバスティアーノの三つの地下墓所を中心に、殉教聖人の墓にまつわる初期キリスト教の巡礼の痕跡を調査した。 大稔哲也、関 哲行 2005年11月5日から6日にかけて、愛媛大学主催のシンポジウム「四国遍路と世界に巡礼」に参加し、中国、チベット、フィリピンなどアジア諸国の巡礼との比較研究の上で成果を得ることができた。 豊田浩志 2006年3月15日から22日にかけ、私的にではあるが聖地イェルサレムに滞在し、神殿の丘、オリーブ山、嘆きの道、聖墳墓教会などを訪れて、イエスゆかりの聖所についての現地調査を実施した。
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Research Products
(7 results)