2004 Fiscal Year Annual Research Report
中世・近世イタリアにおける地方文化の発展とその環境
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15320099
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| Research Institution | Nara Women's University |
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Principal Investigator |
山辺 規子 奈良女子大学, 文学部, 教授 (00174772)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 寛海 信州大学, 教育学部, 教授 (00020628)
大黒 俊二 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50152096)
徳橋 曜 富山大学, 教育学部, 助教授 (30242473)
城戸 照子 大分大学, 経済学部, 助教授 (10212169)
北田 葉子 福岡女子大学, 文学部, 助教授 (30316161)
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| Keywords | 中世イタリア / 近世イタリア / 地方文化の発展 / 都市と環境 / 地中海の商業文化 / 文化伝播 / ジェンダーと文化 / 農村環境 |
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| Research Abstract |
まず、初年度(平成15年度)の課題の一つとしていた日本では未収集のイタリア地方史関係の雑誌収集について、15年度に納入されなかった雑誌のうち入手可能なものを奈良女子大学に揃えた。ほかに、分担者の所属大学に、ヴェネツィア史、フランチェスコ会史、ダティーニ研究所の叢書をはじめ、イタリア中世・近世史に関わる図書を備えた。
また、下記のように研究会を開催した。
7月の研究会:奈良女子大学院生森口京子氏によるナポレオン時代の北イタリアに関する報告、京都大学院生高田良太氏による東地中海に進出したヴェネツィア人に関する報告をもとに、議論を交わした。
8月の研究会:山辺規子「『健康全書』の世界」、徳橋曜「想像のレース・プーブリカ:15世紀のフィレンツェの『共和国』理念」、城戸照子「中世初期イタリア北部の森林と環境」、北田葉子「トスカナ大公国の宮廷における宮廷役職者」ほか、関係する研究者による研究発表、討論をおこなった。
10月の研究会:ボローニャ大学文学部のM.G.Muzzarelli教授に、都市法と奢侈に関する最近のイタリアの研究について基調報告をお願いし、科研の研究メンバーに加えて、関心を持つ研究者による討論をおこなった。議論はイタリア語を基本とし、適宜英語、日本語による補足をおこなった。
12月の研究会:同志社大学教授石坂尚武氏にイタリア各地の聖セバスチャン像に関する報告を、奈良女子大学院生武重千尋氏にリソルジメント期のイタリア連邦思想に関する報告をお願いして、イタリアに共通する成治・文化的特徴について議論を交わした。
さらに、本年度は、斉藤寛海がヴェネツィア(北部イタリア)において、大黒俊二がトスカナ・ウンブリア(中部イタリア)において、山辺規子がローマ・パレルモ(中・南部イタリア)において、イタリア各地の地方文化についての比較研究にかかわる現地調査を実施した。
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Research Products
(7 results)
