2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15320112
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
和田 晴吾 立命館大学, 文学部, 教授 (30115969)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菱田 哲郎 京都府立大学, 文学部, 助教授 (20183577)
高 正龍 立命館大学, 文学部, 助教授 (40330005)
高橋 克壽 奈良文化財研究所, 主任研究員 (50226825)
森下 章司 大手前大学, 文学部, 助教授 (00210162)
吉井 秀夫 京都大学, 文学研究科, 助教授 (90252410)
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Keywords | 日韓関係 / 古代 / 交流 / 渡来系遺物 / 渡来人 / 工芸技術 / 編年 / 古代国家 |
Research Abstract |
2年目にあたる本年度は、各自が科研のテーマにしたがって独自に活動するとともに、数度は研究会や研究打ち合わせを行った。主要な活動は以下の通りである。 4月〜3月 (2005)関連資料の収集と整理は年間を通じておこなった。 9月8日〜15日 高句麗関係の古墳・都城・山城の現地見学と中国研究者との交流(中国吉林省・遼寧省)集安にて好太王碑、太王陵・将軍塚ほかの高句麗古墳、丸都山城、国内城、桓安にて五女山城、上古城子古墳群等を見学。集安博物館、遼寧省文物考古研究所、鉄嶺市博物館、遼陽市博物館などを訪ね研究者と交流する。中国東北地方の考古学に詳しい秋山進午氏(大手前大学)、中国の古墳に詳しい黄暁芬氏(東亜大学)に同道を願った(和田・高)。 9月18日〜24日 韓国・慶尚大学校教授・趙栄済氏を招聰し、韓国における5〜6世紀代の倭系遺物・遺構についてのレクチャーを受けるとともに、日本における関連遺跡を案内する。 9月23日 古代日韓交流研究会(公開)を開催(参加者41名)。 趙栄済氏「小加耶(連盟体)と倭系遺物」 鄭孝雲氏「『任那日本府』説の再検討」(立命館大学客員研究員・韓国新羅大学校) 高橋克壽氏「新羅・加耶・百済・倭の編年的整理と東アジア情勢の変化」 10月22日〜24日 韓国・昌原市松?洞古墳群の発掘調査見学(竪穴式石槨に割竹形木棺残存・和田) また、別の経費によるが、和田は1月に中国西安市周辺を訪れ、西周の王墓かと推定される遺跡の発掘を見学(日・中・韓の墳丘墓の比較研究のため)。他の分担者もそれぞれに、本科研のテーマに関連する発掘調査、関係資料の収集・整理、韓国への訪問と遺跡・遺物見学を積極的に行った。 なお、研究分担者には、上記のほかに、立命館大学・文学部・助教授の矢野健一(研究者番号10351313)が入っている。
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Research Products
(13 results)