2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15330033
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
平野 健一郎 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (40012463)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 知行 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (80193895)
伊香 俊哉 都留文科大学, 文学部, 教授 (80347369)
貴志 俊彦 島根県立大学, 総合政策学部, 助教授 (10259567)
小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
土田 哲夫 中央大学, 経済学部, 教授 (40227418)
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Keywords | 日中戦争期の中国 / 中国の社会・文化変容 / 日中文化関係 / 戦争期中国における都市空間 / 戦争期中国における公共空間 / 戦争期中国における対外観 / 日本占領区 |
Research Abstract |
本研究課題の主要な目的は、(1)日中戦争期における中国の社会・文化変容に関する、日本の最近の研究をサーヴェイし、研究内容のいっそうの向上を図ること、(2)その優れた成果を国際的に発信すること、であった。(1)の目的は、当初計画の3年度(平成15年度〜17年度)でほぼ達成し、すでに研究成果報告書(「日中戦争期における中国の社会・文化変容に関する総合的研究」平成18年5月)を印刷し、提出した。さらにその内容を改善して、東洋文庫平成18年度研究報告書(平野健一郎編『日中戦争期の中国における社会・文化変容』)として、近く刊行する予定である。 (2)の目標は、国際的な諸般の事情により、当初の計画年度内には達成することができなかったので、平成18年度への年度繰越しを申請し、認可を得て、活動を継続した。具体的には、3年間に行われた約30の研究報告のなかから8つを選び、そのペーパーの英訳を行い、日本側の準備会議を経て、平成18年11月23日〜26日に箱根で開催した「日中戦争の国際共同研究」第3回国際会議(「日中戦争期の中国における社会と文化」)で報告し、討論を行った。この国際会議では中国から6つ、台湾から2つ、米国・カナダから5つの報告も行われ、学術的な討論を行い、日本における優れた最新研究成果の国際的発信と国際学術交流の成果を挙げた。なお、この国際会議の成果は日本語、中国語、英語の論文集として広く公開する予定である。 (2)の目標を達成する一助として、文献目録「最近5年間(2001〜2006)の日本における日中戦争期中国(1931〜1945)についての研究文献目録」(111ページ)を制作し、国内・国外に配布した。
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Research Products
(7 results)