2004 Fiscal Year Annual Research Report
コンテンツ産業におけるネットワーク外部性と産業構造に関する分析
Project/Area Number |
15330042
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柳川 範之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (80255588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新宅 純次郎 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00216219)
田中 辰雄 慶應義塾大学, 経済学部, 助教授 (70236602)
野島 美保 成蹊大学, 経済学部, 専任講師 (10349160)
大橋 弘 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00361577)
生稲 史彦 一橋大学, イノベーション研究センター, 専任講師 (10377046)
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Keywords | コンテンツ / ネットワーク外部性 / 知的財産 / エンタテイメント産業 / 情報産業 |
Research Abstract |
本年度は、コンテンツ産業の新しい動きに関する実態把握をさらに深めるとともに、それに関する経済理論、経営理論に関する分析、および実証分析を推し進めた。 研究を推進していく過程で、コンテンツ産業に関するビジネスの問題は、著作権や特許権などのこの問題は、著作権および特許権などの知的財産権に関する管理運用や制度基盤の確立が重要という認識が高まった。そのため、知的財産権に関する法的な問題も含めた検討・研究も行い、その点に関しても成果が出始めている。 また、本年度は、得に我々の研究成果を広く社会に公開するとともに、コンテンツ産業の実務に携わっている方々との意見交換および情報交流を推進するため、公開シンポジウム「コンテンツ・ビジネスの未来-競争力を高めるための組織・人・ビジネスモデル」を3月4日、三菱ビルコンファレンススクエアにおいて開催した。内容は、「オンライン配信時代のコンテンツビジネスモデル」「コンテンツの競争力とは何か?」「日本のコンテンツ競争力と政策のあり方」など多岐に渡る問題を発表した。も本シンポジウムは、大変盛況で約200名の参加者を得、本研究の一端を社会に広く還元し、本研究の重要性や研究成果を多くの人々に伝えることができた。 このシンポジウムの成果については、現在出版を前提に作業を進めている。
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Research Products
(4 results)