2004 Fiscal Year Annual Research Report
企業内人事マイクロデータを使用した人事施策効果の測定
Project/Area Number |
15330051
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松繁 寿和 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (50219424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 博之 法政大学, 経営学部, 教授 (30173462)
橋本 介三 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00033176)
梅崎 修 法政大学, キャリアデザイン学部, 専任講師 (90366831)
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Keywords | 人事マイクロデータ / HRMサイバネティックス / 質的変数 / パネルデータ / 報酬制度改革 / 査定 / 賃金決定要因 |
Research Abstract |
本年度は、主にアンケートと人事マイクロデータをマッチさせたデータセットの分析に終始した。まず、当該企業の制度変化を詳細に分析し、その意図を明らかにした。成果は、論文にまとめられ、「もう1つの評価・報酬制度改革-HRMサイバネティックスの強化にむけた取組事例-」(井川静恵、松繁寿和『日本労働研究雑誌』2004年8月)として公表された。また、同様のデータを使用し、「評価・処遇制度と従業員の労働意欲-企業内マイクロ・データとアンケート調査の統計分析-」(梅崎修、日本労務学会、九州産業大学、2004年6月)というテーマで質的変数を使用した分析が進められた。一方、「客観的賃金と主観的賃金:賃金制度に関する認識」(松繁寿和 関西労働研究会 兵庫 2004年9月)という研究も進められた。これは、パネルデータを使用し、賃金に関する認識を従業員がどのように形成するかを統計的に分析したものである。 その他に、同様のデータを使用した研究としては、「人事制度の納得度の規程要因」、「メンタルヘルスに影響を与える人事要因の分析」等が行われている。また、他のアンケートを使用して「プロフェッショナリズムとボランティズムと職務満足度-協同組合系医療機関を対象とした実証分析-」という論文が完成された。 このプロジェクトでこれまでに行われた研究のうち、いくつかは、『人事の経済分析』(松繁寿和、梅崎修、中嶋哲夫編著 2005年3月 ミネルヴァ書房)に収められ、出版されることとなった。
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Research Products
(4 results)