2003 Fiscal Year Annual Research Report
財務数値に見る再建型倒産処理申請企業の特徴に関する実証研究―倒産リスク評価のための経営財務モデル構築の試み―
Project/Area Number |
15330081
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
白田 佳子 日本大学, 経済学部, 教授 (80289793)
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Keywords | 民事再生手続 / 財務データ / 倒産形態 |
Research Abstract |
平成15年度の研究実績の概要 平成15年度は、以下のとおりのデータの収集および加工を中心として行った。 本研究では、倒産処理のうち特に2000年4月から申請開始となった民事再生手続を申請した企業に注目している。そこで、新たに2003年(平成15年)1月から12月までに倒産した企業についてデータを収集し、収集したデータの加工を行なうとともに、すでに入手済みの倒産企業データのうち2000年4月以降に倒産した企業について、おのおのの倒産処理形態を調査し直した。なお、加工に際し、財務データの会計制度変革における影響について分析し、雑誌『企業会計』に発表した。 データの加工の内容 ●倒産データ(非上場分)の収集 -帝国データバンク保有の財務データから2003年1月から2003年12月までに倒産した企業の倒産直前期2期分のデータを収集、データを加工、財務比率を算出 -手元にある2000年4月以降倒産企業の財務データに上記財務データを加え、各企業の倒産形態を調査 ●上場倒産企業データの収集 -2000年4月以降に倒産した上場倒産企業の財務データを収集し加工、倒産形態を調査 ●非倒産企業分も含む収集データの倒産処理別、期間別分類、加工
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 白田佳子: "「資本の部」の意義(その1)"企業会計. Vol.56 No.1. 84-85 (2003)
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[Publications] 白田佳子: "「資本の部」の意義(その2)"企業会計. Vol.56 No.2. 84-85 (2004)
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[Publications] 白田佳子: "「資本の部」の意義(その3)"企業会計. Vol.56 No.3. 100-101 (2004)
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[Publications] 白田佳子: "倒産予知の実務"日本経済新聞社. 207 (2003)