2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15330096
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
山田 昌弘 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90191337)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須長 史生 昭和大学, 教養部, 専任講師 (80349042)
谷本 奈穂 関西大学, 総合情報学部, 専任講師 (90351494)
羽淵 一代 弘前大学, 人文学部, 助教授 (70333474)
施 利平 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 助教授 (20369440)
土屋 葉 日本学術振興会, 特別研究員 (60339538)
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Keywords | 夫婦関係 / 離婚 / 愛清 / 家計破綻 / 配偶者への期待 |
Research Abstract |
本年は、三年研究の二年目として、一年目からの引き続きで離婚経験者へのインタビュー調査、及び、質問紙による夫婦関係に関する大量調査を行った。 離婚経験者へのインタビュー調査としては、東京、神奈川、岡山にて4人を対象に、構造化面接法によって行った。結婚に対する期待が高まっている一方で、結婚相手が期待に応えられない事によって、夫婦関係が悪化し、離婚に至るケースが目立った。平成15年調査分と合わせて、離婚に関する言説の語られ方を、レトリック分析にかける予定である。 質問紙調査を行うため、研究会を開いて、調査項目について、検討した。夫婦関係の変容を分析するために、家族に関する意識、特に、離婚に関する意識、夫婦関係の実態、婚外の関係、未婚者の結婚意識、離婚経験者に離婚経緯などを質問票に盛り込むことが決定された。 実査は、中央調査社に依頼した。東京都区部、大阪府を対象地として選定し、各1120サンプルを層化無作為抽出し、東京503ケース、大阪538ケースを有効サンプルとして回収した。 全体として、カップルの愛情関係に対する期待は高いが、その期待に応えられる層と、応えられない層で、夫婦の満足度が異なってくる傾向が見られた。特に、夫に比べ、妻の不満が高いことが明らかになった。 離婚経験者は、90ケースの回答が得られた。夫の経済問題を離婚のきっかけにあげるものが多かった。なお、意識としては、離婚に対する拒否的意識は弱くなっていることが確認出来た。
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