2003 Fiscal Year Annual Research Report
女性の「生活基盤」の形成・変動と福祉課題-「生活基盤不案定層」の類型化を中心に
Project/Area Number |
15330123
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
岩田 正美 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (50089968)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒岩 亮子 日本女子大学, 人間社会学部, 助手 (60350188)
濱本 知寿香 大東文化大学, 経済学部, 講師 (00338609)
中谷 陽明 日本女子大学, 人間社会学部, 助教授 (00198128)
川原 恵子 文京学院大学, 人間学部, 助手 (70348308)
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Keywords | 住宅 / 女性 / 生活基盤 |
Research Abstract |
3年間にわたる研究の初年度として次の作業を行った。 1)既存統計(全国消費実態調査、住宅・土地実態調査、国勢調査)のデータのうち住宅関連項目の整理 2)財団法人家計経済研究所が公開している女性のパネル調査データにおける住宅部分の再集計 3)近年の住宅取得動向についての資料収集 4)女性と資産・財産についての資料収集 5)英国への調査委託 英国ブリストル大学政策学院のスタッフによるイングランド調査に住宅項目を追加してもらい、あわせて英国における女性と住宅についてのレポートの作成を依頼。 すでに調査結果のクロス表とコメントを受け取っている。 英国においては若年期の持家取得が盛んであるが、中心は夫婦共同での取得でありローンの利用が多い。 またいくつかの集団による住宅種類の差異が顕著であることが明らかとなった。 6)次年度予定だった施設(母子生活支援施設、保護施設等)へのヒヤリングが可能となったので、2カ所の施設で実施。施設利用の女性の生活史における住居変動を把握した。 7)次年度における全国調査実施のための調査票設計について議論を行い、調査票案の作成を行った。 今年度は予備的な作業が中心であるため、論文、学会報告等は行っていない。
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