2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15330144
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | The National Center for University Entrance Examinations |
Principal Investigator |
柳井 晴夫 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (60010055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 隆 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (70093078)
市川 伸一 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70134335)
繁桝 算男 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90091701)
前田 忠彦 文部科学省, 統計数理研究所, 助教授 (10247257)
荒井 克弘 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90133610)
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Keywords | 大学生の学力 / 学習意欲 / 学力低下 / 適応 / 学習活動 / 高校時代の履修科目 / 進路選択 / 因子分析法 |
Research Abstract |
近年,大学関係者を中心に多方面から指摘されている大学生の学習意欲および学力低下問題について,実態としての学習意欲および学力低下が見られるか否か,見られるとすれば,どのような側面について見られるのか,という点を,全国の大学教官に調査することによって明らかにする. 本年度におきましては、先に学習意欲と学力低下に関して全国約3万人の学生調査を実施したが,その学生調査を実施した大学・学部と同一の全国国公私立大学の600学部に所属する約25,000名の先生方を対象として、大学生の学習意欲・学力低下等の実態を先生方がどのように把握しておられるかについて調査し、上記学生調査との比較、1998年に大学入試センターが実施した国立大学学部長に対する調査結果との比較等を行うことを目的に2003年12月初旬に調査票を発送した.2004年2月20日の締め切りまでに,約1,1000名の調査票を回収した.具体的質問内容は以下の通りである 1)大学のそれぞれの専攻分野での学習を効果的に進めるために,高校時代に学ぶべき18の教科科目を高校時代にどの程度学んできてほしいか.(専攻分野によってその必要度は異なる) 2)大学教育で必要とされる,自己表現力,探究心,論理的思考力,-,といった27の資質,および,文章要約,図表作成,プレゼンテイション等のスキルをどの程度身につけてきてほしいか 3)学生の勉学態度,講義にあたって取り入れているべき各種トレーニング方式の重要度 4)学力低下の有無の実態,学力低下の具体的内容,学力低下の対策,これらの調査結果について今後分析を進め,研究発表会を今年7月に実施する予定
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 柳井晴夫: "20世紀における心理統計学の発展-特にテスト理論の理論と実際をめぐって"数理科学. 42巻3号. 22-29 (2004)
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[Publications] 柳井晴夫, 椎名久美子, 石井秀宗: "大学生の学習意欲の現状と大学教育のあり方"大学時報. 293号. 30-35 (2003)
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[Publications] 石井秀宗, 椎名久美子, 柳井晴夫: "看護大学生の学習活動と学習意欲等に関する研究"Quality Nursing. 9巻11号. 48-62 (2003)