2004 Fiscal Year Annual Research Report
地域の国際化による日系南米人増加の実態をふまえた教員養成システム導入のための研究
Project/Area Number |
15330162
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
古屋 健 群馬大学, 教育学部, 教授 (20173552)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 直 群馬大学, 教育学部, 教授 (60099942)
新井 哲夫 群馬大学, 教育学部, 教授 (40222715)
松永 あけみ 群馬大学, 教育学部, 助教授 (10222613)
山口 陽弘 群馬大学, 教育学部, 助教授 (80302446)
三國 正樹 群馬大学, 教育学部, 助教授 (60282406)
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Keywords | 外国籍児童・生徒 / 教員養成 / 年少者日本語教育 / 教育実習 / インターンシップ / 生活言語と学習言語 / 進路指導 / 日本語教室 |
Research Abstract |
本年度は、科研プロジェクト2年目に当たり、来年度に予定している外国人の子どものいる学級、日本語学級等での教育実習を実施するための準備作業を中心に行った。特に,現場で日本語指導が必要な児童生徒の教育に当たっている教員を対象にした研修会を企画してさまざまな実践報告を得て,教員養成の課題を明らかにした。 1)日本の小中学校を卒業し高校に進学したブラジル,ペルー,中国から来た外国籍児童を集めた公開座談会を実施した。教科学習の難しさ,家庭との連携の在り方,進路指導情報の不足などの課題が明らかになった。 2)公開座談会に参加した高校生を小中学校で直接指導した教員によるパネルディスカションを実施した。日本語・教科指導上の工夫,生徒指導・進路指導上の注意点,日本人児童生徒の関係の調整などについて議論された。 3)年少者日本語教育に関する公開講座とワークショップを開催した(講師は筑波大学・岡崎敏雄教授に依頼した)。母語教育の必要性,そのための教材開発の工夫などについて議論された。ワークシップでは太田市の小中学校での実践が紹介された。 4)以上の1)から3)をまとめた報告書を作成した。 5)学部4年生を対象に日本語教室のある学校でのインターンシップを行う授業を開講し,事前指導校内研修への参加,週2日約2ヶ月に渡るインターンシップ,数校での授業参観を実施した。 6)慶応義塾大学主催のフォーラム「ことばとネットワーク」(第二分科会:人的ネットワーク:2004年12月4日14:00-16:00)にメンバーが出席し,「外国人児童生徒の存在と教員養成」の発表を行うとともに,他研究組織の研究者と情報交換した。 7)来年度の教育実習を予定している実習協力校2校と,実習及び事前事後指導の在り方について協議した。
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Research Products
(4 results)