2005 Fiscal Year Annual Research Report
地域の国際化による日系南米人増加の実態をふまえた教員養成システム導入のための研究
Project/Area Number |
15330162
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
古屋 健 群馬大学, 教育学部, 教授 (20173552)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 直 群馬大学, 教育学部, 教授 (60099942)
荒井 哲夫 群馬大学, 教育学部, 教授 (40222715)
松永 あけみ 群馬大学, 教育学部, 教授 (10222613)
所澤 潤 群馬大学, 教育学部, 教授 (00235722)
山口 陽弘 群馬大学, 教育学部, 助教授 (80302446)
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Keywords | 外国籍児童・生徒 / 教員養成 / 教育実習 / 日本語教室 / 年少者日本語教育 / バイリンガル教育 / 就学前教育 / 多文化共生 |
Research Abstract |
本年度は、最終年度に当たり、外国籍児童のいる小学校で日本語学級担当の教育実習を試行した。また、現場で日本語指導が必要な児童生徒の教育に当たっている教員を対象にした研修講座と、台北大学との国際交流シンポジウムを企画し,外国籍児童の教育と教員養成の課題を明らかにした。 1)太田市立旭小学校の日本語学級に教員志望学生(4年生)2名を派遣し、試行的な教育実習を実施した。期間は2週間で、その間、校長・日本語担当教員・バイリンガル教員による指導を受けながら学習指導(日本語)及び生徒指導に当たり、それぞれ1時間の研究授業と授業反省会を行った。 2)バイリンガル教育に関する公開講座とワークショップを開催した(講師は名古屋外国語大学・中島和子教授に依頼した)。 3)群馬県の小学校における特徴のある教育実践について調査するとともに、研修講座の中で実践報告を求め、意見交換した。報告されたのは、太田市立旭小学校及び伊勢崎市立境小学校の日本語教室の実践と、小中高英語一貫教育の試みを始めたぐんま国際アカデミーである。 4)太田市にあるブラジル人学校ピタゴラスに在籍するバイリンガルの生徒との公開座談会を開催し、意見交換した。 5)以上の2)から4)をまとめた報告書を作成した。 6)教育心理学会第47回大会においてシンポジウム「多文化共生時代における学校教育のありかたについて-いくつかの実践例をもとに-」を企画し、本研究の成果を報告するとともに、全国の研究者・教育関係者と情報交換した。 7)群馬大学学校教育臨床総合センターと共同で国際交流シンポジウムを開催し、外国籍・外国人配偶者の子どもの教育に関して国立台北教育大学・洪福財副教授らと意見交換した。
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Research Products
(1 results)