2003 Fiscal Year Annual Research Report
「民衆の学び」の喚起と組織化に関する史的研究―府県「就学告諭」の収集と分析―
Project/Area Number |
15330169
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
荒井 明夫 大東文化大学, 文学部, 教授 (60232005)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川村 肇 獨協大学, 外国語学部, 助教授 (60240892)
大矢 一人 藤女子大学, 文学部, 教授 (10213878)
小熊 伸一 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助教授 (40221155)
谷 雅泰 福島大学, 教育学部, 助教授 (80261717)
熊澤 恵理子 東京農業大学, 教職学術センター, 助教授 (90328542)
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Keywords | 就学 / 学制 / 学校 / 地域 / 教育要求 / 四民平等 / 学問 / 布告 |
Research Abstract |
平成2001年に発足した研究会は、科学研究費補助を受けて研究を開始した段階で18名の研究会に発展した。研究会・例会は毎月開催し、2003年度は 回開催した。 科学研究費申請段階での、2003年度の研究計画は次のとおりである。(i)全都道府県の第二次史料を対象とした予備調査を終了する、(ii)収集した「就学告諭」の分類・整理と作業仮説の緻密化、(iii)地域研究の予備調査、を実施する。 2003年度科学研究費530万円の交付を受けたことによって、次のような研究実績を挙げることができた。研究会会員の分担調査により、北海道・青森・宮城・福島・秋田・山形・栃木・埼玉・千葉・長野・富山・石川・愛知・京都・兵庫・広島・山口・島根・鳥取・愛媛・高知・徳島・佐賀・熊本の24道府県の県立図書館・文書館に出かけ、刊行されている県史・市町村史から就学告諭を収拾した。第一次史料がある場合には写真撮影・複写等により収拾した。 これらは、平成15年6月・9月・11月・平成16年1月・2月の研究会で紹介・分析・報告されている。 上記の調査県の中で、京都府・秋田県・山形県・富山県は次年度の重点調査対象地域である。 平成16年度の科学研究費補助を受け、平成16年度前期中に残りの都府県の第二次史料を対象とした予備調査を実施し、第48回教育史学会大会(於・東京・法政大学)コロキウムで報告する予定である。
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