2003 Fiscal Year Annual Research Report
大学評価機関における評価者研修プログラムとその運用に関する各国間の比較研究
Project/Area Number |
15330182
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Research Institution | Japan University Accreditation Association |
Principal Investigator |
前田 早苗 財団法人大学基準協会, 大学評価・研究部・審査・評価系・第1主幹 (40360739)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松元 忠士 立正大学, 法学部, 教授 (80031566)
早田 幸政 金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 教授 (30360738)
工藤 潤 財団法人大学基準協会 大学評価, 研究部・審査・評価系, 第2主幹 (70360740)
江藤 英樹 明治大学, 法学部, 専任講師 (60308054)
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Keywords | 大学評価 / アクレディテーション / 教育機関別評価 / 専門分野別評価 / 評価者研修 / ボローニャ宣言 / 質保証 |
Research Abstract |
本年度は、本研究の調査対象であるアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスにおける大学評価制度と、当該4ヵ国の大学評価システムにおける評価者研修プログラムの運用状況を、文献およびWebpageによって調査した。 また、アメリカのアクレディテーション機関に対する現地調査を行い、教育機関別アクレディテーション機関4団体(New England Association of schools and colleges(NEASC)、North central Association of Colleges and Schools(NCA)、Southern Association of Colleges and Schools(SACS)、Western Association of Schools and Colleges(WASC))、専門分野別アクレディテーション機関6団体(American Bar Association(ABA)、Association of American Law Schools(AALS)、The American council on Pharmaceutical Education(ACPE)、American Psychological Association(APA)、commission on Collegiate Nursing Education(CCNE)、National Council for Accreditation of Teacher Education(NCATE)、)の訪問調査を行うとともに、NEASC、SACS、WASCについては、実際の評価者研修プログラムにも参加した。これら調査の概要と成果は次年度の調査研究と合わせて公表することを予定している。 来年度に調査する予定であったドイツについても現地調査を行い、AKKREDITIERUNGSRAT(認証機構)、FIBAA(国際ビジネスアドミニストレーション機構)、ACQUIN(資格認証協会)に対し、評価システムおよび評価者研修についてインタビュー調査を行った。ドイツではボローニャ宣言以降、評価システムの改革が活発化ており、4ヵ国の比較の点から考察する上で有益であった。 併せて、わが国大学が個別に実施している自己点検・評価における学内評価者研修の状況把握と各大学が大学評価機関に求める「望ましい評価者研修のあり方」を探るため、全国の大学に対してアンケート調査を行った。全689大学中、約80%に当たる548大学から回答を得て、現在その回答の分析を行っており、この分析結果についても公表を予定している。
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Research Products
(1 results)