コミュニケーション機能・意識に着目した方言・地域語教育の再構築に関する総合的研究

2003 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 15330183
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
• Research Institution: Hirosaki University
• Principal Investigator: 児玉 忠 弘前大学, 教育学部, 助教授 (50332490)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 植山 俊宏 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50193850) ; 小川 雅子 山形大学, 教育学部, 教授 (40194451) ; 位藤 紀美子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80027713) ; 田中 俊弥 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (40252746) ; 遠藤 仁 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (20160400)
• Keywords: 方言 / 地域語 / コミュニケーション / 国語教育

Research Abstract

本年度の研究としては、まず研究分担者をふくむ全員が、研究に必要となる設備備品をそれぞれ揃え、方言・地域語教育に関する基礎データや文献などの調査・収集にあたった。
これにより、方言・地域語教育について、文献データなどから通事的に明らかにすること、海外の事例をふまえて共時的に明らかにすることなどの領域で、その実態一部を解明することがができた。引き続き来年度も調査・収集を続け、さらなる実態解明をめざしていく予定である。
また、そうした通事的・共時的な実態解明をふまえつつ、来年度は方言・地域語教育に関する実験的な提案授業を実施することとした。今年度は、そのための具体的な教材や指導案づくりなどを来年度の課題とすることを確認した。
なお、今年度の研究代表および研究分担者の具体的な研究内容は以下の通りである。
(1)位藤が、イギリスに渡り、イギリスにおける言語教育について調査した。
(2)小川が、教師や児童・生徒の言語意識に関するアンケートを実施した。
(3)遠藤・河野・植山が、方言・地域語教育に関する教科書教材、および先行授業実践について調査した。
(4)児玉・田中が、方言・地域語教育に関する新しい実験授業について検討した。