2005 Fiscal Year Annual Research Report
特別支援教育を担う教師のトレーニングプログラム開発に関する研究
Project/Area Number |
15330203
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
進 一鷹 熊本大学, 教育学部, 教授 (60124210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 明 熊本大学, 教育学部, 教授 (70169168)
干川 隆 熊本大学, 教育学部, 助教授 (90221564)
肥後 祥治 熊本大学, 教育学部, 助教授 (90251008)
高原 朗子 熊本大学, 教育学部, 助教授 (20264989)
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Keywords | 特別支援教育 / トレーニングプログラム / コーディネーター / ネットワーク / 障害のある児童・生徒 / 教師 / 知識 / スキル |
Research Abstract |
本年度の研究は、1)昨年度作成した「特別支援教育を担う教師のトレーニングプログラム(試案)」を実施し内容を精選すること、2)小中学校における特別支援教育の実態把握とニーズに応じた支援方法の検討から成っていた。 1.プログラム内容の精選 トレーニングプログラムは、熊本大学公開講座を通じて40名の教員に6回にわたり実施された。プログラムは、1)知識中心プログラム(学びの基礎論、特別支援教育における家族支援、特別支援教育の最新動向)と、2)スキル中心プログラム(行動コンサルテーション、問題解決方法論、心を開いて聞くワークショップ)から成っていた。受講者による評価から、特別支援教育を実践する上で、知識とスキルの二つの習得という観点からプログラムを実施することが、有効であることは明らかとなった。 2.特別支援教育の実態把握とニーズに応じた支援方法の検討 小中学校における特別支援教育の取り組みの実態を把握するために、A市の小学校81校(学級担任425人、特殊学級等担当教師121人、特別支援教育コーディネーター81人)を対象にアンケート調査を行った。1昨年の同様の調査と比較して、全ての調査項目で知識・理解面の向上が見られた。課題として「保護者との共通理解」、「教職員の共通理解」、「支援体制づくり」の項目が増加していた。さらに、A市の中学校38校(学級担任169人、特殊教育等担当教師34人、コーディネーター32人)を対象とした同様のアンケート調査の結果から、中学校では小学校に比べて情報提供の場の必要性、特別支援教育についての知識・技術を向上させること、教員間の共通理解の必要性が明らかとなった。 さらに、指導の難しい学習障害等の児童生徒への具体的な支援方法の検討として、学習につまずきのある児童に有効な支援方法の検討を行った。その結果は、中間報告として報告書を作成した。
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Research Products
(10 results)