2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15340148
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山田 功夫 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (60022670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深尾 良夫 海洋研究開発機構, 地球内部センター, センター長 (10022708)
新谷 昌人 東京大学, 地震研究所, 助教授 (30272503)
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Keywords | 長周期地震動 / レーザー干渉計 / 歪み地震計 / 広帯域地震計 |
Research Abstract |
本研究は、最近の高精度地震計と言われるセンサーにおいてもシステムに起因すると思われるノイズが多く、良い観測が得られていない。特に、観測の難しい超長周期地震動の観測を、レーザー干渉計を利用して実現しようと言うものである。これまでに、本科学研究費補助金がスタートする以前の試作器から始まり、昨年度までにこれを大幅に改装し、実用的な超長周期地震計として観測を開始した。 今年度はこの超長周期地震計を利用して実際に観測をし、同じ観測壕で観測している石英管歪み計やSTS-1型広帯域地震計の記録との比較を行った。その結果、現記録のままでは未だにSTS-1型地震計の性能には及ばず、気圧や観測壕内の微小な温度の変化を補正することによって、やっと同等の記録が得られる状態である。ここでのノイズの原因は壕内の100分の1度程度の温度変化によるレーザー干渉計周辺の変形であることが、精密温度計による温度の観測や微気圧計による気圧変動の観測により、分かってきた。開発された歪み地震計は制作の困難さや価格により、部品毎にいろいろな材質が使われており、温度による変形をより大きくしているようである。今後はケースのような部分は除き、温度変化の少ないスーパーインバーなどの材料を使って温度の影響の少ないシステムを構築する必要がある。
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