2004 Fiscal Year Annual Research Report
高保磁力磁性ナノ粒子を用いた携帯用小型高密度磁気メモリの開発に関する基礎的研究
Project/Area Number |
15360003
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Research Institution | TOHOKU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
B JEYADEVAN 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助教授 (80261593)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田路 和幸 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 教授 (10175474)
篠田 弘造 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 講師 (10311549)
佐藤 義倫 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助手 (30374995)
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Keywords | FePt / ポリオールプロセス / 超磁気記録密度 / 化学合成 / 直接合成 / 構造制御 / サイズ制御 / 合金磁性ナノ粒子 |
Research Abstract |
ナノテクノロジーの発展に伴い電気電子通信機器の縮小化および多機能化が進み携帯用小型高密度メモリの開発や新たな記録再生技術の必要性が高まっている。本研究では、高保磁力磁性ナノ粒子を用いた携帯用小型高密度磁気メモリの開発に関する基礎的研究行ってきた。高保磁力を有する材料として合金磁性材料、特に白金ベース金属合金磁性ナノ粒子の合成に取り組んで来た。昨年度fct-FePtナノ粒子の直接合成に成功したがそれらの粒子を用いた分散媒の製造には至っていないことから、16年度は優れた磁気特性を持ったFePtおよびCoPt磁性微粒子分散媒の製造に全力を挙げて取り組んだ。その結果適切な界面活性剤を選ぶことにより優れた磁気特性を有するCoPt粒子、また、合成温度473Kで合成されたFePt粒子を用いた分散媒の作製に成功した。さらにそれらを用いた微粒子単層膜の作製を分子アンカー結合の手法で大面積に配列する技術の確立を研究協力者と共同で開発した。また、磁性粒子単層膜の磁気特性を評価した結果が期待を下回ったことから、粒子合成プロセスに改良を加え、昨年度より優れた物性を持った粒子の合成が可能となり、そのプロセスに基づいた技術指導を研究協力者にフェードバックし大量合成が企画されている。それが実行できれば優れた物性を持ったFePt単層膜の合成が可能となり携帯用小型高密度磁気メモリの開発が期待できる。
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Research Products
(6 results)