2003 Fiscal Year Annual Research Report
レンダリング・ハードウェアによる製造支援ジオメトリ処理の超高速化
Project/Area Number |
15360064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
乾 正知 茨城大学, 工学部, 教授 (90203215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金井 崇 慶應義塾大学, 環境情報学部, 講師 (60312261)
鈴木 宏正 東京大学, 工学部, 助教授 (40187761)
宮下 朋之 茨城大学, 工学部, 助手 (20329080)
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Keywords | レンダリング・ハードウエア / 幾何処理 / ツールパス / 設計支援 |
Research Abstract |
平成15年度は,参加者で分担して以下の作業をおこなった. [乾]既に得られている研究成果に基づいて,データ表現法の改良,データ圧縮技術,基礎アルゴリズムの改良をおこなった.また製造支援アプリケーションとして,工程設計支援と,高品質な切削加工用の工具経路生成の研究をおこなった.これらの作業と並行して,研究の進行調整をおこなった. [宮下]ハードウェアによるジオメトリ処理と分散処理技術を組み合わせることで,処理速度をさらに向上させる手法について検討した.分散処理による高速化はシステムの複雑さの増大に対して必ずしも効率的ではない見通しを得た.レンダリング・ハードウェアを用いて,メッシュ生成を高速化する技術についても一部の検討を実施した. [鈴木]オフセットやフィレット付けなどの曲面処理を,レンダリング・ハードウェアを用いて行う技術について研究した.高品質の切削加工用の工具経路を,ハードウェアの機能を用いて計算する手法についても研究した. [金井]鈴木と共同で曲面処理のハードウェア化について研究した.また最新のハードウェア技術を用いて,ジオメトリ処理をさらに高性能化する手法について研究した. 設備備品費では,ワークステーションを3台購入する予定であったが,2台に留まった.これは,価格性能費の向上が著しく,研究の進捗も順調であったため,モデリングマシンによる実験を実施することが可能となり,モデリングマシンを購入した.計算実験のサンプルとして,同一形式の幾何データを用いるために,消耗品費で幾何モデリング・ソフトウェアを購入する予定であった.しかしながら,同一形式の幾何データの形式の選定は研究成果の応用範囲を狭めること及び各研究拠点の幾何データの変換の頻度は多くなく,手間をかければソフトウエアの作成によりある程度の対応が可能であるとの見解に至り,今後の研究成果の統合に際して検討していくことにした.
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Research Products
(15 results)
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[Publications] 林泰弘, 松木純也, 能勢正樹, 乾正知: "ボロノイ図とタブーサーチを融合した配電計画評価手法"電気学会論文誌B. 123-B, 第10号. 1124-1132 (2003)
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[Publications] 乾正知, 宮下朋之: "Hollow Shape Extraction : Geometric Method for Assisting Process Planning of Mold Machining"Proc. 2003 IEEE International Symposium on Assembly and Task Planning. 30-35 (2003)
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[Publications] 乾正知: "ポリゴン表現に基づくCAM"精密工学会誌. 69・4. 486-489 (2003)
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[Publications] 乾正知: "グラフィックスハードウェアによるCAMの高速化"型技術誌. 18・10. 22 (2003)
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[Publications] 宮下朋之: "An Application of Immune Algorithms for Job-Shop Scheduling Problems"Proc. 2003 IEEE International Symposium on Assembly and Task Planning. 146-150 (2003)
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[Publications] 宮下朋之, 山川宏: "An Examination of Immune Algorithm for Structural and Production Design"CD-ROM of World Congress of Struct, and Multidisciplinary Opt.. (2003)
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[Publications] 宮下朋之, 山川宏: "A Study on Immune Algorithms Considering Interaction of Design with Environment Properties"CD-ROM of ASME 2000 Int. Design Eng. Tech. Conf. and the Comp. and Information in Eng. Conf.. DAC-48802 (2003)
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[Publications] 吉澤武朗, 鈴木宏正: "マーチングキューブ法により生成された超高密度メッシュの効率的表現方法"精密工学会誌. 69・5. 660-664 (2003)
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[Publications] 三谷純, 鈴木宏正, 宇野弘: "計算機によるボクセルを用いた「折り紙建築」モデルの設計手法"情報処理学会論文誌. 44・5. 1372-1379 (2003)
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[Publications] 倉賀野穣, 鈴木宏正, 宝田洋佑, 木村文彦: "曲線集合からの細分割曲面生成手法"精密工学会誌. 69・9. 1264-1269 (2003)
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[Publications] 三谷純, 鈴木宏正: "立体断面の格子状組み合わせによる180度型折り紙建築模型の設計支援"図学研究. 37・3. 3-8 (2003)
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[Publications] 三谷純, 鈴木宏正: "平面多角形の集合による「折り紙建築」モデルの表現と計算機による設計支援"情報処理学会論文誌. (印刷中). (2004)
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[Publications] 鈴木宏正, 宝田洋佑, 竹内真悟, 河野功, 堀田淳: "S-CODE : A Subdivision Based Coding System for CAD Models"Int.J.CAD/CAM. (印刷中). (2004)
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[Publications] 倉賀野穣, 鈴木宏正: "細分割曲面スキニングにおける特徴消失手法"精密工学会誌. (印刷中). (2004)
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[Publications] 金井崇: "グラフィックスハードウェアを用いた幾何処理"精密工学会誌. 69・4. 482-485 (2003)