2005 Fiscal Year Annual Research Report
レンダリング・ハードウェアによる製造支援ジオメトリ処理の超高速化
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15360064
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| Research Institution | Ibaraki University |
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Principal Investigator |
乾 正知 茨城大学, 工学部, 教授 (90203215)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 朋之 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (20329080)
鈴木 宏正 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40187761)
金井 崇 慶應義塾大学, 大学院・政策・メディア研究科, 講師 (60312261)
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| Keywords | レンダリング・ハードウェア / CAD / CAM / 工程設計 / ウェーブレット変換 / データ圧縮 |
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| Research Abstract |
レンダリング・ハードウェアを用いた幾つかの製造支援アプリケーションを開発し,この技術の実用性と有用性を評価した.これまで作成してきたアプリケーションを整理し,その幾つについては,実用的なユーザインターフェイスの試作とマニュアル作成の作業も行なった.具体的には以下に示すアプリケーションの開発を行なった.(1)金型加工の工程設計支援に有効な最適な加工姿勢の決定プログラム:自動車のバンパーやインパネの製造に用いられる金型は非常に深い形状を持つため,工具を垂直に保つ加工法では突き出し量を長くとる必要があり,工具変形に起因する加工誤差が避けられない.この問題を解決するために,実務では工具を傾けて加工することが広く行なわれているが,最適な工具姿勢の決定アルゴリズムは知られていなかった.本研究では,技術者へのインタビューに基づいて最適な加工姿勢の条件を定めるとともに,レンダリング・ハードウェアを用いることで,その加工姿勢を高速に決定するプログラムを開発した。(2)加工シミュレーションの結果を効率的に圧縮するプログラム:金型加工の工程設計を自動化するためには,前加工の結果を考慮した計算が必要となる.前加工の結果は切削シミュレーションにより得ることができるが,従来技術ではシミュレーション結果の保存に膨大な記憶容量を必要とするため,その利用が困難であった.本研究では,離散ウェーブレット変換(DWT)を用いた効果的な圧縮アルゴリズムの開発と,レンダリング・ハードウェアを用いた高速なDWTプログラムの開発を行なった.これまでに開発したプログラムの中で,多くの企業から実用化を望まれていた加工シミュレーション技術について,グラフィカルなユーザインターフェイスを実装し,さらにマニュアルを用意することで企業が容易に利用できる環境を整えた.既に幾つかの企業にプログラムを提供し性能評価を行なっている.
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Research Products
(6 results)
