2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15360121
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
森下 信 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (80166404)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白石 俊彦 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 助手 (30361877)
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Keywords | 摩擦振動 / 振動制御 / 騒音制御 / 準能動制御 / 可変減衰 / MR流体 |
Research Abstract |
本研究では,機械要素の摺動部に発生する摩擦に起因する系の振動および騒音について,その発生機構に関するモデル化を行い,また模型実験によりそのモデル化に対する検証を行うと同時に,振動騒音の低減方法についての提案を行うことを目的としている.本年度は摩擦振動の基本的特性を把握する意味で,まず実験的にスライダの上にばね・質点系を構成し,摩擦振動が発生する状態の把握を行った.その結果,自励的な摩擦振動の発生する条件を明確にした.その後,一対の湿式摩擦板とセパレータプレートに対する垂直荷重を加えながら入力軸端に取り付けた摩擦板をフィードバックを加えることなく回転させる機構を有する小型の摩擦振動試験装置を設計を行い,現在試作している段階である.実験パラメータとしての垂直荷重の制御のためにオートグラフの制御装置を購入した.ここで発生する摩擦振動を自励振動とみなすと,摩擦係数-速度線図で特性曲線が負の勾配をもつことが摩擦振動発生の必要条件となる.摩擦係数-速度線図を大きく支配するパラメータのひとつは潤滑油であるが,実験においてはベースオイルおよび通常用いられているオ-トマチックトランスミッション専用オイルを用いる.今後,速やかに実験結果を得る予定である.
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