2003 Fiscal Year Annual Research Report
データキャリアを用いた自律分散型情報管理のためのユビキタス流通管理システムの開発
Project/Area Number |
15360210
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
薦田 憲久 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90234898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一階 良知 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (40273578)
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Keywords | RF-IDタグ / Bluetooth / ユビキタス / ロジスティクス / 輸送計画 / 自律分散 / 協調 / 調達計画 |
Research Abstract |
RF-IDタグ、もしくはBluetooth通信機器を備えた情報端末をデータキャリアとして輸送される物品に添付し、その情報をもとに流通企業の垣根を越えて自律的に物品の輸送を行う、自律分散型情報管理のためのユビキタス流通管理システムを開発する。自律的に情報管理と意思決定を行うシステムを開発することにより、通信プロトコルさえ守れば複数の流通企業が個別にシステムを導入することが可能となり、導入コストや難易度の低減が予想される。また、複数の企業からなるユビキタスな流通ネットワークを構築することにより、流通企業全体のリソースを有効活用した効率的な流通を実現することが可能となる。 本年度は、まずRF-IDタグやBluetoothを使用してデータの読み書きを行う基本機能の開発とデータキャリアのフォーマットならびにプロトコルの定義を行った。そして、7層からなる階層的な構造を持つ、ユビキタス流通管理システムの設計を行った。特に上位3層の「輸送・調達スケジューラ」、「ロジスティクス・フロー・マネージャ」、「協調コミュニケーション」により、自律的に動作する各拠点のサブシステムが近傍の拠点間の輸送時間や輸送手段、そして遠方への輸送にかかる時間の予測に必要なデータを収集した上で、ロバスト性が強く柔軟な配送計画の立案を実現する。これらの階層構造を持つシステム実現に必要な要素技術と、機能の分散を考慮して、各層の課題を整理した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Y.Ikkai, N.Komoda, et al.: "An Autonomous Distributed Information System for Logistics Control with Data Carriers"Proc.of IEEE Int'l.Conference on Industrial Technology 2003. 1079-1082 (2003)
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[Publications] R.Itsuki, Y.Ikkai, N.Komoda, et al.: "The Autonomous Information System Design for Item Management Using Rewritable RF-ID Tags in Supply Chain"Proc.of 9th IEEE Int'l Conf.on Emerging Technologies and Factory Automation. 27-34 (2003)
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[Publications] 川村, 薦田, 他: "Bluetoothを用いた展示情報提供システムのための先行ダウンロード方式"電気学会C部門論文誌. Vol.123, No.9. 1645-1652 (2003)
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[Publications] 大磯, 薦田, 他: "Bluetoothを用いた展示案内システムのための移動予測による効率的なハンドオフ方式"電気学会C部門論文誌. Vol.124, No.5(採録決定). (2004)
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[Publications] 齋, 柴田, 一階, 薦田: "サプライチェーンにおけるリライタブルRF-IDタグを用いた自律的物品情報管理システムの設計"平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会. GS21-5. 1182-1187 (2003)
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[Publications] 一階, 岡, 齋, 薦田: "データキャリアを用いた自律分散型ロジスティクス制御システム"電気学会 システム・制御研究会. SC-04-05. 23-26 (2003)