2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15360214
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
田村 安孝 山形大学, 工学部, 教授 (40171904)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳田 裕隆 山形大学, 工学部, 助手 (80323179)
湯浅 哲也 山形大学, 工学部, 助教授 (30240146)
赤塚 孝雄 山形大学, 工学部, 教授 (80091875)
小山 清人 山形大学, 工学部, 教授 (60007218)
岡田 長也 本多電子株式会社, メディカル部門, 主任研究員
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Keywords | 動態計測 / 3次元撮像 / 超音波 / 並列計算システム |
Research Abstract |
1.動態観測用2次元アレイの評価 素子数40×40(=1600)のマトリクス型アレイを用いて動態観測の評価実験を行った。超音波周波数は2.0MHzとした。膨張、収縮運動するバルーンを観測し、ドップラーシフトの検出による画質改善が可能なことを確認した。送受信の時間間隔は20msであり、画像のコントラストはドップラーシフトの検出により約3dB改善されることが確認された。また、シミュレーションのデータを用いて、対象の移動速度の検出と保障のためのアルゴリズムの検証を行った(岡田、石原、柳田、小山、田村) 2.2次元アレイ較正システムの構築 微小なセンサを走査してセンサアレイの位置と周波数特性、指向性などの特性の較正用データを収集するシステムを構築した。このシステムで得られた較正用データから補正用パラメータを算出するソフトウエアを開発した。(石原、田村) 3.動態観測用多次元符号化システムの構成 超音波データ収集装置と並列PCクラスタを接続して動態計測システムを構築した。クラスタのノード数は8である。(田村、柳田、赤塚) 4.並列PCクラスタによる動態計測ソフトウェアの評価 三次元動態を計測するための速度分布推定、像再生ソフトを並列PCに移植した。(田村、赤塚、湯浅)像再生領域を分割してクラスタのノードに計算を割り当てる方式で、像再生ソフトウェアを移植し、動作を確認した。計算時間はクラスタの台数分の比率で短くなるが、計算結果を結合するための通信によるオーバヘッドの増加があることが確認された。また、FPGAによる高速演算ハードウェアの設計も行った。(田村)
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Research Products
(2 results)