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2004 Fiscal Year Annual Research Report

様々なデータを融合することによる新規交通サービスに対する需要予測分析に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15360275
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

森川 高行  名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (30166392)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 俊行  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80273465)
倉内 慎也  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90314038)
Keywords交通需要予測 / 非集計離散選択モデル / SPデータ / プローブカーデータ / パーソントリップ調査 / 限定合理性 / データマイニング
Research Abstract

新規交通サービスに対する需要予測手法に関する研究として,(1)都市圏レベルでの需要予測において標準的手法であるパーソントリップ(PT)データに基づく予測手法の検証,(2)SPデータを活用した需要予測手法に関する研究(3)ITSやTDM施策の効果予測に有効であると考えられる限定合理性に基づく交通行動モデルに関する研究(4)車両の走行軌跡を観測したプローブカーデータを用いた経路選択モデルの改良,の4点について研究を行った.
(1)については,まず大幅な過大予測であった桃花台ピーチライナーを対象に,当時用いられた需要予測手法の検証,ならびに現在の標準的手法である非集計離散選択モデルの予測精度の評価を行った.次に,そこで特に問題となった,モデルの時間移転性及びアクセス時間短縮効果の評価に着目し,PTデータと独自に実施したアンケート調査データを用いて詳細な検証を行い,予測精度を改善する方法論の提案を行った.
(2)については,まず,シミュレーションによって作成した様々な人工データを用いて分析を行い,SPデータから個々人の選好構造を精緻に推定するための調査設計および分析手法についての指針を提示した.また,需要予測においては,行動変化の臨界点すなわち選好無差別な情報を含むSPデータの活用が有効であると考え,それに対応したモデルを開発し,その有効性を確認した.
(3)については,修正辞書編纂型の意思決定ルールのモデル化に関して,データマイニング手法における決定木がまさにそれを表現していることに着目し,その推定精度を離散選択モデルの枠組みでモデル化した場合と比較し,併せて両者を融合したモデル推定法の開発を行った.
(4)については,前年度の知見を踏まえ,プローブ情報をフルに活用すべくトリップ途中での経路変更の意思決定を明示的に考慮した動的な経路選択モデルへの拡張を行い,従来の静的なモデルと比較してその有効性を確認した.

  • Research Products

    (10 results)

All 2005 2004

All Journal Article (10 results)

  • [Journal Article] A study of an integrated intercity travel demand model2005

    • Author(s)
      Yao, E., Morikawa, T.
    • Journal Title

      Transportation Research Part A Vol.39

      Pages: 367-381

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 非集計交通手段選択モデルにおける修正された選択肢固有定数項の時間移転性2004

    • Author(s)
      三古展弘, 森川高行
    • Journal Title

      都市計画学会論文集 No.39-3

      Pages: 511-516

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 非補償型意思決定方略を表現するためのデータマイニング手法の適用に関する分析2004

    • Author(s)
      山本俊行
    • Journal Title

      土木学会論文集 No.765/IV-64

      Pages: 79-89

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] プローブカーデータを利用した経路選択行動に関するモデル分析2004

    • Author(s)
      三輪富生, 森川高行
    • Journal Title

      土木計画学研究・論文集 Vol.21

      Pages: 553-560

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 修正辞書編纂型意思決定モデルの再現性に関する分析2004

    • Author(s)
      大橋聡子, 山本俊行, 倉内慎也, 森川高行
    • Journal Title

      土木計画学研究・講演集 Vol.30(CD-ROM)

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 意思決定タイミングを内生化した動的な経路選択モデルの構築2004

    • Author(s)
      三輪富生, 倉内慎也, 森川高行
    • Journal Title

      土木計画学研究・講演集 Vol.30(CD-ROM)

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 新交通システム需要予測の事後評価〜ピーチライナーを例として〜2004

    • Author(s)
      森川高行, 永松良崇, 三古展弘
    • Journal Title

      運輸政策研究 Vol.7, No.2

      Pages: 20-29

  • [Journal Article] Analysis on route choice behavior using Probe-vehicle data2004

    • Author(s)
      Morikawa, T., Miwa, T.
    • Journal Title

      Proceedings of Behavior in Networks 2004 Fora

      Pages: 253-262

  • [Journal Article] Analyses on the users' impressions of railway stations and their effects on the users' shopping behavior2004

    • Author(s)
      Li, C., Yamamoto, T., Sanko, N., Morikawa, T.
    • Journal Title

      Proceedings of International Symposium on City Planning

      Pages: 227-235

  • [Journal Article] 交通手段選択分析における潜在クラスモデルによる起終点位置観測精度の補完2004

    • Author(s)
      山本俊行, 小森陵輔
    • Journal Title

      土木計画学研究・講演集 Vol.30(CD-ROM)

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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