2005 Fiscal Year Annual Research Report
ITの進展を考慮した持続可能な都市内物流システムに関する研究
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15360277
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
谷口 栄一 京都大学, 工学研究科, 教授 (70252468)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 忠史 京都大学, 工学研究科, 助教授 (80268317)
宇野 伸宏 京都大学, 工学研究科, 助教授 (80232883)
倉内 文孝 京都大学, 工学研究科, 助手 (10263104)
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| Keywords | 物流 / 配車配送計画 / シミュレーション / E-コマース / 交通情報 |
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| Research Abstract |
(1)求車求貨システムを活用した都市内配車配送計画のモデル化
求車求貨システムにおいて、貨物を輸送してほしい荷主とトラックの空きスペースを有している物流事業者間のマッチングについて、次の3種類のマッチング方法によってモデル化を行った。(a)物流事業者によるプライスダウンオークションにより、物流コストの増加幅が最小となるようなマッチングを行う場合、(b)物流事業者のトラックの走行時間の増加幅が最小となるようなマッチングを行う場合、(c)顧客への配送を担当する地域を区切ってマッチングを行う場合。このようなマッチングの過程を組み込んだ都市内配車配送計画モデルを構築し,仮想道路ネットワークに適用した。その結果,どの方法においても,物流事業者全体における総物流コストおよびトラックの総走行時間が削減され,物流の効率化および環境負荷の軽減が進むことが確認された.
(2)ITの進展を考慮した持続可能な都市内物流システムの構築
3年間の研究のまとめとして,E-コマースの普及に対する共同配送,ピックアップポイントの設置などの施策を実施した場合、あるいは荷主と物流事業者のニーズをマッチングさせる求貨求車システムを導入した場合、高度交通情報システムを活用した確率論的配車配送計画システムを導入した場合に、都市内道路ネットワーク上において、物流の効率化および環境への負荷が低減されることがシミュレーションにより明らかとなった.したがって,これらの高度情報システムを活用することによって,持続可能な都市内物流システムの構築が可能となることを検証した。
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